夏の花畑2025 美山かやぶきの里の蕎麦畑

　　 夏の終わりといえば、やっぱり蕎麦畑を見たくなります。天候がイマイチとわかってながら出向いた美山かやぶきの里。ドラマチックな空の変化が待っていてくれました。
（※9月20日撮影）




もう夜は明けているはず・・な6時半。まだ薄暗いなか、満開の蕎麦畑を確認しました。
どうかなぁと思いつつ向かった美山でしたが、ドン曇り。でも・・・あれ、ちょっと青空が見え始めてますよ。蕎麦の花も明るさが増すと白さが目立ってきます。
おおお～っ！雲が割れて良い空が出てきました。
いやはや、これは面白い。おひさまは茅葺きの向こうの雲の中から出るようです。
雲の流れが面白いなぁ。おひさまが出なくても光を感じる空。

光が届いた蕎麦畑。みどりも白もイキイキとしてきました。

出そうで出ないおひさまが、なかなか楽しませてくれます。うろこ雲の下、山の端が輝いていますね。
またおひさまの前の雲が厚くなって翳ると、蕎麦畑の表情も落ち着いた佇まいに変わります。里山の夏の終わりに。満開の蕎麦畑は、天気予報のおかげか、貸切でした（笑）
そうする間に上空は羊雲の様相に。まっすぐ茅葺きの家の方へ伸びるあぜ道を走り出したくなります（笑）
おお、光が出てきましたよ。山に落ちた影が、幕が引かれるように明けていきます
カッキーン！やっと出ました、おひさまです。蕎麦の花もキラキラと光って、ドラマチック。
せっかく出てくれたおひさまに蕎麦の花を重ねてみました。
お久しぶりの赤いポスト。美山の里のランドマークです。
朝日に輝く蕎麦の花の向こうにポストを添えて。
朝の光が、蕎麦畑に満ちていきました。
茅葺きをバックに、ネコ目線で蕎麦の花を見上げてみました。
秋の訪れを感じさせてくれる稲架掛けがいい雰囲気。
早稲の田んぼの稲刈りが終わったのですね。実りの秋がやってきた、という印です。
ドラマチックな朝の光は、ほんの短い間の演出でした。再び雲に隠れたおひさま。蕎麦畑も冷たい白色へと戻りました。
さて、そろそろ集落を歩いてみましょうかね。
蕎麦畑を落ち着いた光と、朝の光で楽しめた幸運。
満開のタイミングで、こんなに空いている美山もラッキーでした。
後編は、集落の初秋の花々をお届けしたいと思います。