初秋の花咲く古知谷阿弥陀寺（後編・中庭編）

　　 レンゲショウマ咲く古知谷阿弥陀寺。中庭へ進むと、たくさん初秋の花が出迎えてくれました。
（※8月13日撮影）




受付を済ませて本堂のほうへ。瑞雲閣の脇にヒオウギズイセンが満開。たくさんのオレンジ色の花。まだ夏らしい雰囲気がありますね。楓とシャクナゲの間で、崖っぷちに花を咲かせています。庭石の足元には桔梗がきれいに咲いていました。珍しい花が見られる古知谷阿弥陀寺。こちらはエゾノノコギリソウだと思います。振り返ると庫裡の入口が。背後の山はまだまだ夏の山ですね。庭石もこちらから見るとまた雰囲気が違いますね。よく見ると、いい庭石ですよね。絵画のような佇まい。庫裡の入口では満開のサギソウが出迎えてくれました。たくさん飛んでますね。この子達は？お寺のお母さんにお尋ねしたら「キセワタ」だと教えていただきました。花の上に白い毛がたくさんあって、それを「着せ綿」と見立てたのだそうで。さて中庭へ。珍しく、まずは本堂側にある坪庭へ。夏場はここが花盛りになるんです。ルリトラノオが満開で待っててくれました。そのルリトラノオの向こうには・・・

フシグロセンノウのオレンジ色の花が。ピンクのフサフサとした花も咲いていますよね。こちらはカライトソウ。もう少し早ければ満開だったのですがね。こちらも花の終わりかけでしたが、メタカラコウの花。さみしくなった花に、赤とんぼがとまってくれました。黄色のフサフサした花なのですが、下の方はすっかり枯れて・・・8月中に来ていれば、ルリトラノオの青、メタカラコウの黃、そしてカライトソウのピンクと、フサフサ系の三色が揃うんです。
この池がカラフルな花で彩られる様子、来年こそは・・・（笑）
さて、おなじみの中庭へ。夏場は青々していますね。なんと、一番上ではクリンソウが狂い咲き。葉っぱの焼けが夏の日差しの厳しさを表していますね。そうそう、ここにはシロバナの秋海棠が咲くんでした。庫裡の入口でも鉢植えのレンゲショウマが見送ってくれました。庫裡の外へ。庭石のそばにガンピセンノウが咲いていました。そして、ここにはキレンゲショウマが咲きます。まだ2輪でしたが、蕾もいっぱいでした。
庭石の裏手には、そっとシラヒゲソウが咲いています。
日陰が心地よさそうですね。
そして、ここにも地植えのレンゲショウマが。八重咲ですね。蕾もたくさん。もう少し咲いている姿を見たかったかな。
とおもったら、帰り際に瑞雲閣の脇のシャクナゲのそばでたくさん花をつけたレンゲショウマが。
蕾も鈴なりについていますね。あと数日で満開だったかな。でも、沢山の花をつけたレンゲショウマが見られただけで十分。帰りに青い尻尾のニホントカゲが見送ってくれました。カナヘビはよく見ますが、この子はちょっと会えてうれしいなぁ。幸せの青いシッポ、ですかねｗ