雪景色・正壽院

　　 今シーズン最後の雪景色記事はこちら。宇治田原町の正壽院さんです。
初めてちゃんと積もった雪景色を撮影できました。この日の朝、訪れていたのは私一人。のんびり雛人形と雪景色を堪能させていただきました。
（※2月24日撮影）




朝起きて、「南部もきっと積もってる」の予感で宇治田原を目指しました。道中の道にも雪の華満開でしたので、期待満々でたどり着くと・・・入口から素晴らしい雪の華！

地蔵堂の裏の桜などの木々にキレイに雪の華が咲いていました。
つもり具合も抜群。地蔵堂の叶紐の色と鈴緒の色だけがモノクロの世界で輝いていました。
本堂もキレイに雪化粧。つもり具合が絶妙です。桜の枝も繊細に雪がついていてキレイ。
よ—来たなぁ。童地蔵さんが笑顔で出迎えてくれました。
拝観は9:30からということなので、本堂前のお庭を撮影しつつ待ちます。
本堂前から、シンボルツリーの槇の木を入れて。本当に淡い積雪具合が織りなす雪景色がとても繊細。
手水鉢には蝋梅が添えられていました。
石畳が雪から浮き出ているのもいいアクセントに。おや、地蔵堂の傍らにも童地蔵さんが。
いい雪宿りポイントでしたね。マフラーしてもらって、のんびり雪見を楽しんでおられました。
普段とは全く違う光景。白く染められた境内がとても新鮮に感じました。
地蔵堂をもう一度振り返って、さあ、客殿に向かいましょう。
客殿への参道も紅葉の木が並ぶ雪の華並木。
客殿入口前で寝ていた童地蔵さん。こんなところで寝てたら風邪ひきますよ～（笑）
客殿からの雪景色も初めての光景でした。紅葉や桜の枝についた雪の華を額縁光景で眺めます。
朝イチだったのでまだサッシがはいってました。ある意味レアな額縁光景。
サッシの桟を挟んで、室内と室外をの雪景色を。猪目窓の外も雪景色なので、ホワイトハートマークに。
掛け軸構図での雪景色も。
サッシを外してくださる、とのこと。ありがたいですね。その間に猪目窓を撮影させていただきましょう。ひなまつりも近いので、お雛様が飾られていました。
お内裏様とお雛様の間に猪目窓のハートマーク。こりゃピッタリですね。
猪目窓の向こうの光景も眺めてみましょう。石灯籠が雪の華に彩られていました。望遠で猪目窓だけを切り取って。ほぼ同じ構図ですが、こちらは広角レンズで。猪目窓の外の光景やお雛様の見え方が異なりますね。サッシを外していただいたので、改めて額縁構図の雪景色を。縁側からの光景。そろそろ今頃は桜が咲いているころでしょう。
手水鉢に添えられたサザンカも綿帽子をかぶっていました。そして、広々と客殿の雪景色を眺めさせていただきました。
美しい雪景色。こちらで眺めさせていただくのは初めてでしたが、ほんとにゆっくりさせていただきました。
京都の雪景色は幻。おひさまが出るとみるみる解けますので、朝イチだけのごちそうです。
雪景色にくわえて、お雛様まで楽しめた正壽院さんでした。