遍照院・春栄祭

　　 今年も遍照院さんの春栄祭を訪れました。昨年より更にお雛様も増えて、豪華な展示に。
春栄祭は4月13日まで。様々なお花が咲いて出迎えてくれますよ。
（※3月16日撮影）




遍照院さんへ。今年も春栄祭の季節がやってきましたのでね。なんとでっかいお内裏様。プーさんが変身していました。衣装は手作りなんだそうですよ。
そして、昨年も驚いたお雛様たちの数々。2年目の今年は更にお雛様が増えたのだそうで。
このお雛様は遍照院のお嬢様のものだそうですが見事な逸品。お道具は唐草文様の蒔絵が施されていました。さあ、奥へ進みましょう。たくさんのお雛様が待ってくれています。

今年新たに仲間入りしたのはこちら。御殿雛です。上と下は別々のセット。そして、下のセットは7段飾りを2段にギュッと凝縮(^^)おかげで密度が濃くなって一層豪華になりました。御殿雛って、材料が劣化していたりして組み立てるのが大変なんだそうです。でも、本当にキレイに色も残っていて、素敵。もう一組の御殿飾りもお人形はとてもキレイ。なんでも、一つ一つケースにはいって保管されていたのだそうです。棚を利用した小さなお雛様たちの飾り付け。これまた見逃せませんね(^^)
そして、メインの大きなひな壇へ。思いっきり上から俯瞰してみました。圧巻！ですよね。正面からみても、お人形の多さに目を見張ります。大和郡山の町家物語館は大階段を利用して、高取のお雛様はピラミッドのように大きな倉庫スペースに展示されますが、こちらはお部屋にこれだけたくさんのお雛様たちを飾られますので、その凝縮感は特筆モノです。
三人官女もこれだけ集まるとガールズグループみたいですね(^^)こちらはオーソドックスにお内裏様・お雛様、三人官女、五人囃子の展示。安定しますが、物足りないような（笑）さて、年代物のお雛様をご紹介しましょう。こちらは享保雛。おそらく江戸末期～明治期かと思われます。こちらはとてもキレイですがけっこう古いように思います。大正～昭和初期かなと。
下段は昭和です。上のお人形の大きさがよくわかりますね。見事見事なラインナップ、ですね。これだけ並ぶと壮観です。たくさんのお雛様を眺めていると、奥様がお茶を出してくださいました。桜餅で一足はやい春をいただきましたよ(^^)おや？五人囃子が笛を・・・と思いきや、こりゃリコーダー？あら、チェロを持った左大臣？なんと、お雛様たちが4/13の春栄祭最終日のクライマックス「茶屋まつりコンサート」を宣伝していたのでした（笑）なんとお部屋の外にもお雛様が飾られています。こちらも要チェック。お人形がいっぱい。女の子は喜びそうですね。床の間には綿の花や仏様が飾られていました。今年も素晴らしいひな飾りの展示を見せていただき、大満足で帰途につきました。

遍照院さんの春栄祭、冒頭にも記載しましたが4/13（日）までです。最終日にはコンサートも催されますよ。ぜひお雛様たちを見に行ってみてください。