雪景色・西明寺指月橋

　　 京北方面へ向かう途中、ふと気になって西明寺へと降りてみました。美しい雪の華に包まれた指月橋にうっとり。
（※2月19日撮影）




神護寺へと進む坂道を降りていくと、清滝川に出ます。素晴らしい雪の華が満開の光景が。そして雪の華のモノクロの世界の向こうには朱色の橋が。指月橋です。美しい光景。橋が雪の中に浮かんで見えます。指月橋を向こうに見ながら、少し清滝川沿いを歩いてみました。繊細な雪のついた枝々。
秋の紅葉とは一味違う、雪の華の織りなす光景。川沿いの凍てついた空気で雪が解けずにいてくれてよかった。でも、そんな時間ももうすぐ終わりそう。真っ青な空が迫っていました。爽やかな雪景色。青空が出てくれたおかげです。この雪の華たちに光が届けば解けてしまうでしょう。朝イチの貴重な光景。そんな中に佇む指月橋の存在感。墨絵のような世界に色を主張する・・・そんな指月橋は西明寺への参道なのです。橋の中央にも雪が。踏むのはもったいないですが、橋の上へ進みましょう。欄干越しに清滝川と雪の華たちを。キリリと冷えた空気のなか、しばし佇みました。指月亭から見た雪の華はどんな感じだったでしょうね。河原へ降りてみました。見上げる指月橋の雪景色もまた見事。秋もいい景色でしょうけれど、冬場にこの景色を見ながらのんびりしてみたい。参道を上がって表門までやってきました。門の額縁から雪をかぶった本堂を。でも、拝観時間がまだ来ていないので、門から覗いただけで失礼しました。参道を降りながら見下ろす光景もまた素晴らしい。すべらないように気をつけながら橋まで降りて、次へ向かいました。