高取城下町家のひな祭り

　　 昨年がラストだった「高取　町家の雛物語」。運営が危ぶまれての終了でしたが、今年は「高取城下　町家のひな祭り」として復活・継続されました。
（※3月2日撮影）




昨年が最初で最後だと思っていた高取のひな祭り。今年も開催が決まったとのことで伺ってきました。くくりざるが軒を彩る町家にお雛様が飾られています。
こちらは明治時代の御殿飾り。ものすごくキレイに保管されていたのですね。
昨年も撮影したお雛様。お雛様の頭の飾りが時代を感じさせてくれます。
こんな感じで町家の一室を展示スペースにして、ご自慢のお雛様を展示してくださっています。
こちらも御殿飾りですね。奈良は御殿飾りが多いのかなぁ。
御殿飾り、かつ3段飾りなので豪華ですね。
こちらは昨年もあった雛飾り。竹を用いた展示がおしゃれです。
こちらもなかなか賑やかな展示。餅花も色を添えていますね。
オーソドックスな七段飾りもなかなかの豪華さ。牛車や籠など、細工が細かいです。
こんな展示もありました。二階の窓に並ぶお雛様たち。
町の所々にジャンボ雛も展示されていました。
こちらも。なかなかの迫力です。
そして、メインはやっぱりこちら。昨年も圧巻だったお雛様の山。なんと十七段飾り、約５００体のお人形です。
滝が流れ出てくるように、上から下へとたくさんのお雛様たちが。
上の方には御殿飾りが。そして、お内裏様とお雛様、三人官女に五人囃子です。
この御殿飾りも見事ですね。上の御殿飾りとは時代を変えてあるのだそうです。お雛様とお内裏様の位置関係がそれ。上はお内裏様が右、下は左側に来ています。大正天皇の即位の礼以降、儀礼では西洋にならって男性が左に立つ、という形にかわったため、こちらは大正時代、上は明治時代、ということだそうです。
面白い展示。円を描く流木の前に、３Ｄタイプのかわいらしいお雛様たち。
こちらもキレイな保存状態ですが、おそらく昭和初期あたりでしょうか。立派な雛飾りです。
このあたりのお雛様は更に時代が古い感じ。

本当にいろいろなお雛様が展示されています。お顔立ちもそれぞれ個性がありますよ。
こんなお遊びも。おひなさまたちの休日だそうです。三人官女の姐さん、一人勝ちのようで左うちわならぬ、左スマホ（笑）覗き込んで手を見てみると、七対子の一向聴状態でした。もうすぐリーチですねｗ
これまたユニークな。お内裏様とお雛様を、屏風の裏から三人官女軍団が羨ましそうに覗いていました(^^)
こんな感じでたくさんのお雛様を眺めながら城下町を歩いた高取。
せっかく継続したひな祭り行事。来年も是非開催されますようにお祈りいたします。