2024紅葉光景 高野山夜景

　　 今年もいち早い紅葉を楽しみに高野山に登りました。高野山も例外なく紅葉は遅れ気味でしたが、下界と比べるとやっぱり紅葉は進んでいました。まずは夜景編からお届けいたします。
（※11月10日撮影）




日付が変わる前に高野山に到着。中門が光り輝いてお出迎えです。
この中門、中門というにはかなり大きいのですが、もっと入口の方に更に大きな大門があるのです。
中門を守る四天王もライトアップされています。まずは持国天。東のまもりです。
そして、多聞天。北方の守りです。
広目天は西方を守ります。胸元にはセミがいます。
そして最後は増長天。南方の守りです。わかりにくいのですが、胸元にトンボがとまっているんですよ。
いつも距離感とスケール感がバグっちゃう根本大塔。高さはなんと50mあります。なので扉も4mくらいあるのですが、普段見慣れている多宝塔等の仏塔のサイズの3倍くらいあるので、近づくとその大きさにビックリ慄きます。
蛇腹路へ。モミジの色づきは進んでいますが、まだ真っ赤ではないですね。
ライトにもたすけられて、紅葉な雰囲気に。
まあ、緑がまじるものの、真っ赤な部分もあるのでそれなりに雰囲気あります。
東塔の前には真っ赤に色づくモミジがあります。この日もすでに真っ赤になっていたので、iPhoneのライトを当てつつ星空ともコラボさせてみました。
党の右上にオリオン座が上がってきつつありますね。いいお天気の夜。気温もグッと冷えてますが、歩く分には寒くなかったです。例年だと11月初旬にすでにダウンが必要なくらいの夜の気温なので、今年はやっぱり暑さが異常でしたね。
金剛峯寺の正門へ。ここは両側からモミジが彩りを添える門。今年、重要文化財に指定されました。
うーん、それなりに染まっていますが、錦色ですかね。
まあ、赤と黄色で秋らしい紅葉光景ですかね。あと一息で秋色全開というところでしたが。
とはいえ、やっぱり美しい正門。
昔はこの門をくぐれるのは天皇・皇族、高野山の重職のみに限られていたそうです。
右手前はまだちょっと黄緑だなぁ。
これはまた朝のお楽しみですね。

というわけで午前6時前。もっと人がいるかなと思いましたが、私一人でした。
6時の鐘が鳴るなか、のんびり撮影開始。空が白み始め、マジックアワーが始まります。
空が青く浮き出ると、ライトアップされた紅葉も輝きを増したように見えます。
なかなかいい感じ。ライトアップが功を奏して、見事な紅葉です。
そろそろ人が来始めたのと、空が明るくなったので、道向こうから望遠で撮影してみましょう。
開いた門の向こうには、本坊の障子が見えていました。
さて、明るくなったので、再び蛇腹路へ。やっぱりモミジは錦色の様相ですね。
でも、紅葉時期にこれだけ人が少なかったのも珍しいです。のんびりした朝を迎えました。
次回は壇上伽藍周辺を見て回った写真記事をアップします。