伊吹竜胆咲く近江孤篷庵

　　 伊吹竜胆が咲いたと聞いて、近江孤篷庵を訪れました。静かなお寺のお庭に、そっと咲く竜胆です。
（※8月18日、9月8日撮影）




近江孤篷庵へ。小堀遠州を祖とする小堀一族の菩提寺でもあります。
参道の苔の上にも伊吹竜胆が咲いています。お庭も期待できそうですね。
この庭木の手入れはご住職と奥様が行われているそうで。夏場のお庭は雑草も生えやすく大変なのに、この美しさ。頭が下がります。
さあ、お寺の中へ。青空が見えています。あまり晴れるとコントラストが強くなりすぎるのですが💦
入口にも伊吹竜胆が迎えてくれています。
そうそう、このくらいの木漏れ日が理想的。花の色もよく出ます。
木陰の竜胆。可愛らしい花です。
おお、蕾が開きかけていて、何とも幻想的。日当たりがないと花が開かないので、曇り空でも駄目、という難しいお花。
そういう意味では、晴れ間が覗くこの日は絶好の伊吹竜胆日和だったのかも。
苔庭には、蓬来山を模した石組も見られます。
裏手には大きなムクゲの木も。
そして、この大きな木はタラヨウ。葉書の木、としても有名です。
外庭を巡らせていただきました。庭越しのお寺の建物が印象的。
ここにはギボウシも咲くんですよ。
びわ湖を模した池越しのお寺。この雰囲気、本当に素晴らしいですよね。（※お許し頂いてお庭に入れていただいています）
足元にはきのこも生えていました。
今年は暑さでギボウシも元気があまりなかったのだとか。
確かに、以前はもっと花つきが良かったですね。一斉に咲かずに、パラパラ咲いた感じ。
ノカンゾウは暑くても元気ですね。
帰り際にはムクゲが見送ってくれました。おや、イチモンジセセリも来てくれましたよ。
さあ、門をくぐって、参道を降りて帰りましょう。また、秋の紅葉の頃も来てみたいなぁ。
おまけ。近辺で見つけたコウノトリ。時々やってくるそうですが、工事などの大きな音が続くといなくなっちゃうそうで。
意外と繊細なのですね。ツルのような白黒模様ですが、ちょっとズングリしています。
ギョロッと睨まれてしまいました。田んぼに降りてきてほしかったけど、ずっと電柱のてっぺんであたりの様子を警戒していたコウノトリさんでした。

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