西南院の初夏の花々

　　 ナンジャモンジャがこんなに咲くのは知りませんでした。石楠花にはちょっと遅いかなと思いつつ、當麻寺塔頭西南院を訪れました。
（※5月1日撮影）




満開のオオデマリが出迎えてくれた當麻寺。
宗胤院の藤棚も終盤ながら何とか保ってくれました。
おお、ツツジも終盤。散りが進んでいましたが、まだキレイ。
さあ、西南院へ。なんと！塔をバックにナンジャモンジャの木が満開の花をつけていました。
もじゃもじゃの白い花。ナンジャモンジャとは、ヒトツバタゴという植物。この白い花をいっぱいつける様子を見ては「なんの木じゃ？」と言っているうちに、「ナンジャモンジャ」と呼ばれるようになったとか。
芍薬も雨にぬれそぼちつつ、何とか花の形を保ってくれていました。
元気だったのはヒメアヤメ。雨の似合う花です。
牡丹はすっかり花の時期終了。牡丹園越しにナンジャモンジャを。
ナンジャモンジャの樹の下から。
芍薬や牡丹は、花の形からも、雨には弱いのがよくわかります。水が貯まるとバラバラに💦
本堂の前にもナンジャモンジャの鉢植えがありました。
こんな小さな木でもしっかり花がつきますが、やっぱり大きな木のナンジャモンジャは迫力がありますね。
お、ウラシマソウのクインテット。

軒下の芍薬は雨にもやられず、キレイに咲いていました。
さあ、お庭を巡らせてもらいましょう。新緑に包まれる西塔。
雨がしとしと降る中でしたが、新緑の裏側にはいると雨宿りに（笑）
お茶席が見えます。のちほど寄せていただきましょう。
西洋シャクナゲのビビッドな赤が新緑に映えます。
石楠花は予想通り終盤でしたが、咲いてくれていて嬉しいなぁ。
シャガも満開でした。
緑美しいお庭に、ツツジがワンポイント。
最後はお茶席へ。緑のお庭を額縁構図で。
干菓子とともにお抹茶をいただけます。雨で静かなお庭を見ながら、のんびり。
落ち着いた青々と輝くお庭を眺めることができて眼福でした。
最後はまたオオデマリが見送ってくれましたよ。初夏の花たちが満開の當麻寺・西南院でした。