2024桜咲く京都 正壽院ライトアップ

　　 今年は桜の開花が早まるかと思いきやの急ブレーキ。例年より遅いくらいの開花となりました。
正壽院さんのライトアップも最終日あたりが見頃初日あたり。満開を迎えた頃に「四季を残すための活動」のご招待に預かり、撮影をさせていただきました。
（※4月6日、10日）




最初に訪れたのは4月6日。この前日がライトアップ最終日でした。なんともかわいいラッパスイセンの花手水がお出迎え。これ、素晴らしいアイデアですね。桜はようやく見頃を迎えていました。夕刻の光で、ちょっとシックに桜咲く猪の目窓を。
桜がぐんぐん成長して、座った目線では桜の幹が写るくらい。これはこれで嫌いじゃないスポットライト的ライティング。夕刻に訪れた理由はこちら。西日が差し込む猪目窓が、畳にこんな模様を作ってくれるんですよ。さて、次に訪れたのは4月10日。門越しの桜も満開に。青空に桜。本堂前の桜はいつもながらいい咲きっぷりです。夕刻の光はとても柔らかで・・・空には面白い形の筋雲がポツポツと。客殿にやってきました。満開を迎えた桜たちを額縁に。この日も盛大に西日が描くハートマークが。かわいいですね～。この日の花手水は椿でした。これまたセンスいいなぁ。超低空飛行をすれば、猪目窓の向こうに桜が入ります。明るいうちに、花天井も撮っておきましょう。ほんとに美しい、色とりどりの花模様。舞妓さんの絵も4枚あるんですよ。さあ、日が暮れました。ブルーアワーの始まりです。暮れた空が青く、そして群青色に。ライトアップされた桜はピンク色に。客殿から眺める夜桜。ステキです。やっぱり猪の目窓に桜が入れたくて、グッと視線を下げてみました。
空が青いうちに・・と外に出てみました。左が客殿。この桜が額縁の外に見えているわけですね。本堂前の桜もライトアップされていました。
すっかり暮れたあと、改めて客殿を正面から。
そして、最後は映り込みバージョンを。昨年から始まった、アクリル板によるリフレクションです。
猪の目窓も外していただき、桜に埋まるパノラマリフレクションを堪能。
今年も素晴らしい一夜をありがとうございました。