開運！今年もどうぞよろしくお願いいたします（京都大絵馬巡り2024）

　　 あけましておめでとうございます。2024年の幕開けですね。
今年も京都の初詣気分を味わえる「大絵馬巡り」でスタートしたいと思います。いずれも味のあるドラゴンが描かれていました。お楽しみくださいね。




早くから大絵馬が飾られるのは護王神社。入口から拝殿を額縁構図で。
まだ銀杏が色づいている頃に大絵馬が出ます。
護王神社の大絵馬は例年、日本画家の曲子明良先生の作品です。ちょっとお天気良すぎて影が・・・💦

手水鉢もお正月仕様に。これは・・・もしや今年の大河ドラマの紫式部を意識しているのかも？
朝がお天気良すぎたので、夜にも撮りに来てみました。ライトアップされた絵馬も良いものです。
なんとなく「日本昔ばなし」に出てきた龍を思い出させてくれる顔つきでした。

松尾大社も早めに大絵馬を出してくれる神社。楼門の向こうに大絵馬が見えてきました。
楼門の額縁構図で。

ここの絵馬はデッカくて見応えあります。立派な拝殿にドドンと飾られた大絵馬。2016年にお亡くなりになった版画家 故井堂雅夫先生の作品。生前にこの辰年分まで原画を描かれていましたので、これが最後の井堂先生のデザイン。ということは、来年からは画風が変わるわけですね。松尾大社へ行ったら、次は梅宮大社ですね。
こちらも拝殿に絵馬が飾られます。サイズはちょっと小さめですがね。
例年福井県（越前国）の小安地蔵院奉賛会が奉納されています。この立体感が特徴ですね。もちろん梅宮大社だけに「梅」の花マークで飾られています。
帰りに楼門前にある西梅津神明社へ。紅葉がキレイでした。お社前にいたのはネコちゃん。梅宮大社の周りにはネコちゃんがいっぱいいます。
盛りの紅葉のバックに、梅宮大社の楼門が見えました。

北野天満宮は楼門そのものに大絵馬がかかります。

北野天満宮は、日本画家の三輪純子さんの作品。3年前まで北野天満宮の大絵馬を描かれていた三輪晃久さんの娘さんなのです。
豊臣秀吉さんが鎮座するのは豊国神社。
国宝の唐門の横に大絵馬が飾られます。


同じ七条にある、京都女子大学の生活デザイン研究所の学生さんたちによる作品です。
秀吉がかぶった一の「谷馬蘭後立付兜」をつけた龍が描かれていました。


唐門の反対側にはブルードラゴンも展示されていましたよ～。


悪縁切りで有名な安井金比羅宮。本殿に飾られている大絵馬は・・・

なんと、落語家の桂米團治師匠の筆によるものなんです。「龍神さん　今日もありがとう」と添えられていました。


ここも楽しみにしている絵馬の一つ。吉田神社です。


お隣に併設されているよしだ幼稚園の園児たちによるかわいらしい龍が絵馬に描かれていました。


下鴨神社も忘れちゃだめですね～。大晦日までは拝殿に大絵馬が2つ並んでいます。新旧交代ですね。


日本画家の塩谷榮一氏による精緻な龍が描かれていました。なんと塩谷先生、龍の絵を書き続けて三十有余年という、龍の絵のスペシャリスト。これまでも干支の絵馬を奉納されてきていますが、辰年は本領発揮の年ですね。


橋殿にも龍の絵が飾られていました。こちらは絵馬じゃないですが、水墨画の見事な龍。
ズズイっと西へ向かいました。向日神社は一の鳥居の前に大絵馬が掲げられます。
わお、これぞ龍！という絵ですね。色合いも鮮やか。
更に西へ。亀岡の出雲大神宮です。
二の鳥居の額縁で拝殿に飾られた大絵馬が見えました。
明治11年に建てられた檜皮葺の拝殿の中央に大絵馬が飾られます。

後ろの本殿前には、昨年の卯年の絵馬が置かれていました。こちらも大晦日までは新旧交代中ですね。

こちらは例年、日本画家の杉本使聖先生の作品です。
日本神話にも龍は重要な存在ですね。


飴屋のおばちゃんの落ち葉アート、今年も炸裂していました。龍・ハート・ニコちゃんマーク。


落葉でこれだけキラキラ感を出せるのはおばちゃんならでは。龍も「わぁお」って顔をだしてますね（笑）


最後は八坂神社へ。ここの大絵馬は暮れにしか出てきませんしね～。
2021年の大絵馬から、日本画家の諫山宝樹（いさやま　たまじゅ）さんが
描かれています。かわいい童子の絵が特徴ですね。これこそ日本昔ばなしのようです。
最後は年明けに訪れた美山かやぶきの里の知井八幡神社。開運招福の文字に添えて、白龍が描かれていました。

というわけで、１１の神社の大絵馬をお届けしました。初詣10箇所行った気分になっていただけましたでしょうか（笑）

飛龍の如く、躍進の年となりますようお祈りいたします。そして、拙ブログも引き続きご贔屓たまわりますようお願いいたします～♪