北海道大学

　　 北海道大学は、とてもスケールが大きなキャンパスで、徒歩で見て回るのはかなり大変でした。一般の方も入れる博物館を中心に、北海道大学らしい光景を探して写真を撮ってきました。
（※10月13日撮影）




北海道大学へ。いやはや、これは大学なのか、というような光景からスタートです。小川が流れていますよ。
これ、秋が深まっても美しいでしょうね。冬は雪景色でしょう。すごいなぁ。
構内の案内もおしゃれ。
そして、札幌の時計台よりも立派な建物が。国指定の登録有形文化財 「古河講堂」です。

東北帝国大学農科大学林学教室として1909年に建てられたものだそうです。

明治からの歴史を感じる階段。
これがまた、北海道大学のキャンパスとよく似合う白木の木造壁なんですなぁ。
すぐ近くには、これまたおしゃれな建物が。あとでよってみましょう。
こちらは「旧札幌農学校昆虫及養蚕学教室・標本室」として1927年に作られた石造りの建物。
旧札幌農学校昆虫及養蚕学教室として1901年に建てられた木造。
きれいに修復されています。
今はワイン教育研究センターとして使われているようです。ワイン教育研究・・・携わりたい（笑）
こちらは北海道大学出版会と看板があがっていますが・・・
旧札幌農学校図書館読書室の建物でした。こちらも登録有形文化財です。
1902年の建築。先程裏側が見えた建物ですね。
紅葉が始まっている木々の下から見上げたのは、「農学部本館」。
1935年建築の重厚な建物。時計が立派ですね。
そしてやってきたのがこちら。北海道大学博物館です。1929年建築で、1999年までは理学部本館として使われていたそうで。
紅葉し始めた葉っぱを入れて見上げてみました。このままロケ地になりそうな雰囲気がありますね。
博物館へ。こちら、ノーベル化学賞を受賞された、鈴木章先生の研究室セットだそうです。実際に座ってもいいんですよ～。デスクには鈴木先生のメッセージが貼ってありました。
しろくまの剥製。おおおっと思いましたが、驚くのはここからでした。
重厚な手すりと歴史を感じる階段。
蝦夷鹿の標本の向こうにはホルスタインなどの骨格標本が。
これは剥製・・・ではありませんが、マンモスの復元模型。でっかいぞー！
倉庫の隙間までが展示スペース。覗き込んだら、熊がガオオオオ～！でした。
倉庫の奥からは歯科がひょっこり顔を出しています。いたずらごころがありますね～（笑）
こちらは恐竜時代のワニの化石。デイノスクスというそうで。頭蓋骨だけで180cmもある巨大ワニ。
奥はマチカネワニの化石の複製。
パラサウロロフスの複製骨格。頭にトサカがある、変わった恐竜です。
こちらはニッポノサウルスです。
ニッポノサウルスは1934年に当時日本領だった樺太で発見されました。1936年に北海道帝国大学（現在の北海道大学）の長尾巧教授が命名した恐竜なんです。
デスモスチルス。
名前は恐竜っぽいですが、カバに似た哺乳類の化石だそうです。
博物館３階の吹き抜けの天井は、アインシュタインドームと呼ばれています。あのアインシュタイン博士？と思いきや、フランス郊外のポツダムにあるアインシュタイン塔が由来の可能性が高いそうです。

美しい建築ですね。1929年11月竣工。モダンゴシック風で北海道大学最古の鉄筋コンクリ ー ト建築の建物です。

この重厚な階段とその手摺も当時のまま。
見事な建築美と幅広い収蔵物に驚いた総合博物館でした。
北海道大学、一般の方もフラッと入れるので、アカデミックな雰囲気を感じたい方はぜひどうぞ。