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花景色-K.W.C. PhotoBlog

京都・奈良を中心に、花と緑や紅葉の景色、そして時々舞妓さんを撮影しています


by Katsu

旧伊庭家住宅

  
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住友財閥の第2代総理事、伊庭貞剛発注の邸宅が安土町の文化財として公開されています。
この建物、ヴォーリズ建築の木造住宅で、四男伊庭慎吉が住んでいたそうです。

(※10月7日撮影)





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旧伊庭家住宅へ。
玄関先は瓦葺きの和風建築です。
一枚目の写真のとおり、横から見ると洋館風なのですがね。

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中に入ると、まず目をひくのが天井。
網代編みですね~。

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降る前には大きくお月さまが描かれています。
こちらは秋の情景だそうで、ススキは「銀」で描かれています。

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反対側は春を表しています。
こちらもお月さまが描かれ、菜の花が添えられています。

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こちらのお部屋も凝ってますね~。
船底天井かつ、奥は角を落とした形状。
階段の下部を利用したスペースなので、逆側も同じデザインとして
こんな形の床の間?にされたようです。

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独特のこの階段下の場所を除けば、純和風な景観です。

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一柳メレル(メレル・ヴォーリズ)は日本大好き。
こんな書を残しておられました。
力・愛・導
日付は皇紀(2601年なので昭和16年ですね)、
署名も漢字とひらがな。
一柳米来留と名乗っておられたので、「一米る」と。
洒落てますね。

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食堂は洋風。
こりゃまたおしゃれな空間です。

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シャンデリアも豪華~✨

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奥は暖炉とソファの間。
いわゆるリビングスペースだったのでしょうね。

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おしゃれなタイル張り暖炉。

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こちらは台所。
ここも洋館の造りですね。

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お昼の柔らかい光が差していました。

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給仕がしやすいよう、このドアは手前にも奥にも開くようになっていました。

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階段もデザインがいいですね。
壁紙は後から貼られたようで、ちょっと安っぽいかも(^^;)

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幅は広くないものの、あまり急ではなく、一段一段も広い、ゆったりとした階段でした。

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階上では天使のモニュメントがお出迎え。

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二階は洋間ですね。
奥には暖炉スペースがありました。

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天井も照明も凝ってます。

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さっきのと似たようなデザインですが、ちょっと違う感じ。

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漆喰細工も施されていました。

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館内の見学を終えて外へ。
こうしてみると、やっぱり洋館ですね。

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立派な木は、洋館を建てる前からここに立っていたのでしょう。
木を残し、それを避けるようにして屋根が階段状に作られていました。
この木が気に入ったから、家の方を削ったのでしょうね。

いろいろ物語がありそうな旧伊庭家住宅。
もう少し調べてから行けば、もっと面白かったかもしれません。






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by kwc_photo | 2023-12-08 07:08 | 滋賀(Shiga) | Trackback