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花景色-K.W.C. PhotoBlog

京都・奈良を中心に、花と緑や紅葉の景色、そして時々舞妓さんを撮影しています


by Katsu

2023祇園祭 山鉾巡行(四条通編)

  
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注連縄切りの後、しばらく四条通で山鉾巡行を楽しみました。
青空の下、コントラストは厳し目でしたが、楽しめました。






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晴れやかに長刀鉾の後ろをやってきたのは山伏山。
なんと!なんと!予備くじで最後だったのに山壱番くじを引き当てました。
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まさに「残り福」。山伏山、縁起がよさそうですね。
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おなじみの龍が見送ってくれました。
双龍額飛龍波濤文様の見送りです。

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山弐番は白楽天山。
道林禅師と白居易(白楽天)との「諸悪莫作 衆善奉行」のやり取りがこの山の由来です。
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山参番は芦刈山。
前懸は凛々しい獅子。
山口華楊原画の緞通で「凝視」という作品名です。
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謡曲「芦刈」に基づき、「故あって妻と離ればなれになった男が難波の浦で芦を刈る姿」を表しています。
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見送りは山口華楊原画の「鶴図」。これもおなじみですね。
胴懸の尾形光琳原画「燕子花図」も良いですね~。
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くじ取らずの函谷鉾がやってきました。
前懸は「モン・サン・ミッシェル」が描かれています。
長刀鉾以外は稚児人形が乗りますが、この稚児人形は「嘉多丸」さんです。
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夏日に輝く鉾頭。
見送りは今年は「エジプト天空図」。
前懸とともに皆川泰藏作。
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山四番は唯一屋根のある曳山、郭巨山です。
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別名「釜掘り山」。
中国二十四孝の一人「郭巨」が困窮し、子はまた得られるが母は得られない、
と、意を決して子供を埋めようと穴をほっていたところ、金の釜が現れ、
困窮を免れた、という話。毎回書いてて空恐ろしくなりますが、
親を思う心を描いた山となります。
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郭巨山の手ぬぐいがカッコ良かったので一枚。
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こんな小さな子も裃を着て参加していました。
将来の祭りの担い手ですね。
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山伍番は木賊山です。
わが子を人にさらわれて一人信濃国伏屋の里で木賊を刈る翁を表しています。
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子供をさらわれたお父さん・・・悲しそうな顔をしているわけですね・・・
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鉾一番の鶏鉾がやってきました。
ここはお揃いの赤い笠がトレードマーク。
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エイヤラヤー!音頭取りさんは鮮やかな水色の着物です。
稚児人形は文久3年製作と言われますが、名前はありません。
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ひゃー!気持ちいい青空と赤い笠の曳き手さん。絵になります。
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見送りは叙事詩イーリアスの一場面、トロイの王子ヘクトールが
出征に際して妻子と別れる場面を描いたベルギー製のタペストリーです。
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山六番、油天神山です。
油小路小路下ルにある天神さんを勧請しているのでこの名前があります。
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山七番、孟宗山まで見て移動しました。
孟宗も郭巨同様、中国二十四孝の一人。
母親のために、と雪の中を母の好物である筍を探し回ったというシーンです。
雪まみれの孟宗の手にはしっかり筍が握られているんですよ。

後編の御池通編に続きます。


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by kwc_photo | 2023-08-01 07:01 | 京都(Kyoto) | Trackback