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花景色-K.W.C. PhotoBlog

京都・奈良を中心に、花と緑や紅葉の景色、そして時々舞妓さんを撮影しています


by Katsu

半夏生咲く(三宅八幡宮・妙満寺)

  
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本日は七十二候の一つ『半夏生(はんげじょうず)』です。
七十二候においては第三十候の始まりにあたります。
そんな日に、ピッタリの「半夏生」の花の記事をお届けします。

(※6月18日撮影)






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まず訪れたのは妙満寺。
ツツジの頃はとても美しい池の周り。
この季節は半夏生が青々と茂ります。
うまく池の鯉たちが彩りを添えてくれました。
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ぐぐっと近づいて。
まだ白化が始まったところで、葉っぱの半分ほどだけ白くなっています。
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そしてこの白いのは半夏生の葉っぱの部分であり、
花も咲いているんですが分かりますか?
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この、葉の合間に見えるニョロニョロっとした部分。
これが花なんです。とても目立たない花。
花が目立たないから、葉を白く見せて花のように変化し、
虫たちを呼び寄せて花粉の交配をさせていると言われます。
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というわけで、花が咲く時期だけ上三枚の葉だけが白化し、
花が終わるとまた緑に戻る、という不思議な植物。
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この花に虫さんが来ますように!
ということで、は~い!ここですよ~!と手を上げているような
白化した葉っぱです。
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お化粧が半分くらい、という意味で「半化粧」→「半夏生」と名付けられたと
いう説と、半夏生の頃に花が咲くから、という説と、両方あるようです。
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花の時期の数週間だけ、「白」を主張する半夏生。
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池への映り込みを狙ってみました。
「白」があるからこその映り込みです。
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次にやってきたのは、妙満寺からも近い三宅八幡宮。
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こちらも池の周りや境内に半夏生が咲きます。
池の周りはちょっとまだ色づき始め。
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参道脇の茶店の横にも、半夏生が咲いていました。
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水辺の植物かと思っていましたが、しっとりしていれば育つんですね。
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石灯籠の奥に広がる半夏生。実はここがメインです。
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鳥居をバックに半夏生の群生。
こちらは白さが際立ついい雰囲気です。
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なかなかの規模で半夏生がスクスク育っています。
緑と白の美しさは夏の始まりにピッタリです。
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ホントに白い花がいっぱい咲いているように見えますね。
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ちなみに、ここは周りに小さな水路があり、いつもしっとりしている一角。
半夏生もごきげんに育ちます。
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美しく白く染まった葉に、夏の爽やかさを感じながら、
今日の半夏生の日を過ごしましょうかね。


・・・といっても、現実としてはとても蒸し暑くなる季節。
皆さんご自愛下さい。


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by kwc_photo | 2023-07-02 07:02 | 京都(Kyoto) | Trackback