2023桜咲く奈良 雨の光専寺

　　 こちらも3年ぶりの訪問となりました。そして、今回も雨の訪問。こちら、雨靄が本当によく似合う桜です。
（※3月25日撮影）




光専寺へ。駐車スペースがほとんどないのですが、なんとか駐車。目の前に木蓮と啓翁桜が紅白で並んでいました。雨靄煙る山並みをバックに、啓翁桜が満開です。啓翁桜の向こうに民家も。小さな集落のお寺なんです。周りの斜面にはサンシュユも咲いています。桃源郷の様相ですね。黄色とピンクの競演。この光景だけでも見に来た甲斐があるなぁ。って、そうそう、しだれ桜を見に来たのですよね。桃源郷だけで満喫しちゃいました。お寺はこの上にあるんです。鐘楼の上に見えるのが目的のしだれ桜。桜越しに庫裡の屋根を見下ろす。なんて立派な桜でしょう。生命力を感じます。雨靄が本当によく似合います。右の枝が折れてない頃はどんな姿だったのでしょうね。そばには満開のサンシュユも。これまた雨靄がいい仕事をしてくれています。この光景こそが光専寺の真骨頂ですね。樹齢は300年以上と言われます。その雰囲気がありありと姿に表れていますね。雨靄の湧く日を選んで訪れたい、そんな場所です。いろいろ撮影条件はタイトな場所ではありますが、美しいので広角でど～んと撮ってみました。里山の美しさがギュッと詰まった一角です。さあ、もう一度桜の雄姿を眺めて、参道の坂道をくだりましょうか。帰りも木蓮が見送ってくれました。また出逢いたい、雨で出逢いたい、そんな桜です。