十津川村のバイカオウレン

　　 今年も遠征して十津川まで梅花黄連に会いに行ってきました。まだ寒い時期に可憐な花をいっぱい咲かせる姿、素敵でした。
（※2月18日撮影）



冬の妖精たちに会える場所へやってきました。遠いのですが、来た甲斐がある満開の花たちが待っててくれました。杉林の足元をカバーするかのように梅花黄連の花と葉がびっしりと。こんな感じです。一斉に咲き誇る様子は神秘的ですらありますね。冬場ながら、こんなにたくさんの花が咲くなんて。春を迎えるように咲いてくれています。一つ一つは本当に小さな花。五枚の花弁が梅のように見えるから梅花黄連、というのですね。切り株のお立ち台の上でダンス♪存在感ある根っこの周りをびっしりカバーしています。可憐な花。精いっぱい背伸びしているみたいなかわいらしさ。5cmほどの高さなので、撮る方も這いつくばって・・・（笑）林の中に、無数の星がきらめくような・・・そんな光景です。無数の星の中の濃い花のラインは天の川さながら。お、ここにもお立ち台が（笑）梅花黄連のためにあるような切り株ですね。よ～く眺めると、ちょっと違う花が咲いています。こちらはセリバオウレン。梅花黄連よりもさらに小さな花です。ちゃんと主役にして撮ってあげましょう。お、こんなところに紅一点。これは十両（ヤブコウジ）かな？杉の直線美を背景に、梅花黄連のラインダンスです。まさに妖精。冬に咲く美しき小人たちです。枯れた杉が過度に覆いかぶさらないように、丹念にお世話されているおかげでこの光景が見られますね。ミニ屏風岩のような切り株（笑）花一凛。群生じゃない、こんな子も好きです。今年も満開に出会えたシアワセ。また来年ね。十津川まで会いに来る甲斐のある、満開の梅花黄連の光景でした。