初秋の花咲く三千院

　　 また夏に季節が戻りますが、三千院の初秋の花々を見に行っておりました。こちらの苔庭に咲くギボウシや秋海棠、好きなんですよね～。
（※8月31日撮影）




緑が彩る参道を進んで三千院へ。
三千院は初秋の花の季節。清浄水のまわりの秋海棠、少し数は減りましたが、綺麗に咲いていました。
やっぱりこういうシットリした場所が好きなんですね。
見上げると青空に向かってサルスベリも花を咲かせていました。
さて、聚碧園へ。ここは立派な株の秋海棠が楽しめます。
ちょっと見頃には早かったかな？でも、綺麗にピンク色の花をつけてくれていた秋海棠。
葉っぱも特徴的で、夏らしい茂り方ですね。

この場所も手水鉢のあるところ。やっぱり水場があるところが好きですね。
そして聚碧園の奥。青々とした苔の合間に紫とピンクの花が見えます。
ギボウシと秋海棠です。苔むした石灯籠が聚碧園のシンボルですね。
石塔をバックに。初秋の花が咲き出した聚碧園、静かでいい雰囲気です。
夏らしい聚碧園を表現してみました。緑に包まれるお茶席です。
聚碧園は「青を集めた園」という意味。まさに青々したこのお庭の名前にピッタリです。
お茶席におられた人が移動されたスキに。広々と縁側を使った額縁構図です。
さて、宸殿の方へ進んでみましょう。有清園の苔庭の向こうに往生極楽院、という定番構図。夏らしい木漏れ日が苔に落ちていて、しばし佇みました。夏でもこの木陰にいると涼しいんですよね～。
小径を進んで、宸殿を振り返りました。
観音堂へ。ギボウシが手水鉢の横で咲いていました。
お、紫の共演。ギボウシとヤブランです。
こちらは変わり種のギボウシ。ちょっと白いですね。
オオバギボウシというそうです。紫もちょっと混じった、ボリュームたっぷりのギボウシでした。
金色不動堂の裏手にもギボウシがいっぱい咲いています。鈴なり、ですね。
雨上がり、ギボウシ蕾からちょっと出た蕊についた水滴も綺麗でした。
ここもヤブランとギボウシの紫コーナーでしたね。
水路沿いにそっと咲いていた秋海棠。
お、サワガニみっけ。いっちょ前にハサミを挙げて応戦体制でしたが、にらみ合いの末、ササッと逃げていきました（笑）
あじさい園の方へ進むと、ギボウシと秋海棠が満開で両サイドを彩っていました。
最後は秋海棠とヤブランの共演で締めくくってくれた三千院の初秋の花劇場でした。