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花景色-K.W.C. PhotoBlog

京都・奈良を中心に、花と緑や紅葉の景色、そして時々舞妓さんを撮影しています


by Katsu

開運~今年もよろしくお願いいたします(京都大絵馬巡り)

  
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あけましておめでとうございます。
本年も拙ブログをどうぞよろしくお願いいたします。

例年通り、新春大絵馬巡りで始まる元旦です。
今年は卯年。虎の昨年とうってかわって可愛らしいデザインが多かったです。
【お年玉プレゼントキャンペーン】年末年始・新春の一枚 2023




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青空の日、梅宮大社を訪問しました。
楼門の額縁の向こう、拝殿に絵馬が飾られています。
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ん?今年はネコ年?(笑)
どうせワタシの出番はないんでしょ~、と退屈そうにニャンコがポリポリ。
リードが付いてます。飼い猫ちゃんのお散歩中でした。
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さて、梅宮大社の大絵馬(中絵馬くらいの大きさですが)は、例年福井県の小安地蔵院奉賛会が奉納。
うめのみや、の音に引っ掛けて、「産め」=安産祈願の神社なんですよ。
うさぎは安産・多産の象徴でもあります。今年にピッタリですね。
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そして、この梅宮大社さんの絵馬の特徴は、少し斜めからだとよくわかる「立体感」。
今年もおヒゲはピンピンと飛び出ています。
ウサギさんのバックは満月ですね。
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お次は松尾大社。
こちらも楼門の額縁から大絵馬が見えてきます。
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拝殿前にどど~んと掲げられた大絵馬。
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絵馬のデザインは、版画家 故井堂雅夫先生の作品。
2016年にお亡くなりになりましたが、生前に2024年の辰年の分まで原画を描かれていました。
来年まで井堂先生の作品が楽しめるわけですね。
ウサギさんのバックに今年もちゃんと松が描かれています。
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さらっと長岡天満宮にも立ち寄りました。
こちらはちょいとリアルめなウサギさん。
京都市在住の染色工芸作家、中井貞次先生の原画だそうです。
大鳥居のある石段下にも同じ絵馬が掲げられていました。
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西京シリーズの次は、東側へ。
朝日煌めく時間帯に訪問した豊国神社。
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豊臣秀吉さん、後光がさしています(^^)
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おお、ここは意表をついて、「黒いうさぎ」で来ましたね~。
ご近所の京都女子大学、生活デザイン研究所の作品です。

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足腰のご利益がある護王神社へ。

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こちらの大絵馬は例年、日本画家の曲子明良先生の作品です。
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拝殿目いっぱいの大きさの大絵馬。
多くの人が神社の前を通り過ぎようとしては立ち止まって見ていました(^^)
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北野天満宮も朝に訪問しました。
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楼門にかかる大絵馬は、日本画家の三輪晃久さんの長女、三輪純子さんの作品。
フワッフワのウサギさん、勢いよく跳びそうですね。
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フワッフワの白さの山茶花が残り紅葉をバックに満開でした。
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北野の花手水、と名付けられて、コロナ禍以降行われている手水舎の花手水。
十月桜が印象的でした。
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昨年も訪れた吉田神社へ。
鳥居の向こうに絵馬が見えています。
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こちらは神社名はありませんが、お隣の吉田幼稚園の子たちの作品。
モフモフの綿が貼ってあり、立体的なかわいらしいウサギさんでした。
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大絵馬といえば、こちらにも。
下鴨神社です。
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昨年のトラさんと並べて、今年のウサギさんとの引き継ぎ式、ですね。
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こちらは例年、日本画家の塩谷榮一先生の作品です。
龍画家、を名乗っておられますので、ウサギさんの次の干支、辰年は気合いが違うかも。
早くも来年が楽しみです。

今年は「平和」の文字が添えられていました。
清水寺の「今年の一文字」は【戦】でしたね・・・
サッカーワールドカップでの熱い戦いは記憶に新しいところですが、
ロシアとウクライナの血なまぐさい戦も継続中。
優しいウサギさんにあやかって、本当に平和を願いたいところです。
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八坂神社は今年もかわいい図柄。
背景が絵馬らしくなって良かった(笑)
諫山宝樹(いさやま たまじゅ)さんという、画家さんの作品。
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こちらも昨年見つけた大絵馬。
安井金比羅宮です。
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こちら、落語家の桂米團治さんが原画を奉納されているんです。
昨年の虎もグリーンバックだったので、米團治さんのカラーなのでしょうね。
かわいいウサギさん三匹が描かれていました。

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最後は亀岡の出雲大神宮へ。
やっぱりウサギといえば因幡の白兎。
因幡の白兎といえば出雲、ということで、今年はこちらは外せないなと(笑)
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おお、おなじみとなった売店(飴屋さん)のおばちゃんの落葉アートもウサギさんに。
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定番のハートマークですが・・・
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こんなところにウサギさんが隠れていました。
落葉も晩秋色なので、山茶花や南天の実で鮮やかさをアップ。
工夫されていますね~。
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わぉ、枯れ杉を用いた龍です。
躍動感あるじゃないですか~
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ウサギといえば?ということでしょうか。
立体感のある亀さんもいました。
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ほら、やっぱり。
出雲といえばウサギさん。
鳥居の前でお出迎えしてくれました。
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お、12月も半ばを過ぎましたが、まだ盛りの紅葉が。
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そばの真名井のいずみでは、散り紅葉も楽しめました。

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拝殿前に、大絵馬が飾られています。
社殿の裏手には、まだきれいな紅葉がありました。
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ほらね。やっぱり因幡の白兎がモチーフでした。
今年は出雲大神宮!と思ったのがビンゴ。
というわけで、トップの写真に用いました。
日本画家の杉本使聖先生の作品です。

隠岐の島から因幡国へ渡りたかったウサギは、和邇(サメ)を騙して海を渡ろうとしますが、
最後にバレて、皮を剥がれ、毛をむしり取られてしまいます。


そこへ現れた八十神(大国主命の兄たち)は、ウサギに「海水で身体を洗うがよい」と
アドバイス。しかし、これは意地悪でした。
海水で身体を洗ったウサギは、傷に塩が滲み、身体が乾くと燃えるような傷みに苦しみました。


泣いているウサギを助けたのが大穴牟遅神(のちの大国主命)。
大穴牟遅神は、八十神に疎まれ、この日も八上姫という因幡の姫に求婚に行く八十神の
意地悪に遭い、大荷物を袋に詰めて持たされ、まるで従者のような扱いを受けていました。

大穴牟遅神は、真水で身体を洗って蒲の穂の上に転がるように指示し、
そのとおりにしたウサギは身体の傷が癒え、元通り毛が生えました。


感謝したウサギは、八十神たちではなく、大穴牟遅神と八上姫の仲を取り持ったとされ、
このような神話から、日本最古の縁結びの神様とされています。


大穴牟遅神=大国主命はご存知「大黒様」。
大黒様の持つ袋は、最初は八十神に「いけず」で持たされた荷物だったわけですね。


神様となった大黒様の袋には、七宝が入っていると言われます。
七宝とは人にとって大切な七つの精神的宝物、
「寿命、人望、清麗、大量(広い心)、威光、裕福、愛嬌」のこと。
大黒様にあやかって、心ゆたかな人になりたいですね。


しかし、絵馬に描かれた若き日の大黒様、細くてイケメン(笑)
実は様々な女神との間に多くの子供を設けたとされており、実はプレイボーイなんですね😁


戯言が過ぎました(^^)
本年も拙ブログにお付き合いください。



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by kwc_photo | 2023-01-01 00:00 | 京都(Kyoto) | Trackback