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花景色-K.W.C. PhotoBlog

京都・奈良を中心に、花と緑や紅葉の景色、そして時々舞妓さんを撮影しています


by Katsu

金沢旅情再び(主計町・ひがし茶屋街)

  
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3年ぶりに金沢へ。
出張でしたが、朝の空き時間に町歩きをしました。
アジサイの季節でした。

(※7月3日撮影)






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3年ぶりに金沢へ。
やっぱり仕事だけでは味気ないので、翌朝町歩きに。
浅野川の流れ、穏やかです。
そして、その両側には主計町、ひがし茶屋街という花街が。
京都で言えば、鴨川でしょうか。

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路地の雰囲気がとてもいいですね。
この枝垂桜が咲く様子も見てみたいなぁ。

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丹塗りの鮮やかな色。
これは京都にはない光景ですね。

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暗がり坂へ。
ここは前に来た時もアジサイがあったなぁと・・・

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ありました~!
前回よりもよく咲いています。

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見下ろしの風情もいいですね。
ここまでが主計町。次はひがし茶屋街へ行ってみましょう。

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ポカンと広い場所が。
町屋の様子がよく見えて雰囲気もいいのですが、これは「広見」といって、
戦国時代からの名残の空間。
兵や物資の集積所としての機能に加え、火事のときは延焼を食い止める防火帯の役割を果たします。

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町屋の外側を飾る木虫籠と呼ばれる格子戸。
京都も同様の格子戸が見られますが、金沢のほうが細いんです。
外からは見えにくく、内側にいると光はちゃんと入る、という
プライバシーに配慮された工夫なんですね。

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朝なので、スッキリ。
これぞひがし茶屋街、の光景ですね。

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両側に町屋の立ち並ぶ雰囲気。
タイムスリップ感が味わえます。

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奥に柳の枝が揺れます。
花街、という雰囲気に一役買ってますね。

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ガス灯もありました。
古い中にもおしゃれを取り込む。
京都とも共通するモダニズムです。

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ベンガラ格子をバックにつり下がる風鈴。
風を受ける短冊がおしゃれ。

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杉玉も吊られていました。

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門前にアジサイを並べておられます。
きれいにされてるなぁ。

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ありゃ、ここの柳の木が元気がありません。
3年前はもっと茂っていたんですがね・・・

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通りを曲がるたびに、いい雰囲気で、ついつい撮っちゃいますね。

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塀からのぞく青いアジサイを見つけました。

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おお、屋根の上に松!
おそらく、中庭の松が屋根を超えて成長しているのですね。
歴史を感じさせる町屋です。

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横からみるとこんな。
中庭なんてあるのかな?と思ったら、こちら、「藤よし」というお茶屋さん。
一見さんお断り、の立派なお店だそうで。
なんと、樹齢200年以上の松は町屋の中を「貫通」しているそうで、
一階と二階の間、二階と三階、そして三階と屋根の間を幹が通っている様子を、
「お客様」なら見られるようです。

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町屋の前にも花手水。
おしゃれですねぇ。

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なんとなく京都を感じる通りでしたが・・・

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この細い通りにきて、あるものが目に留まりました。

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なんじゃこりゃーw
京都銀行のCMに出てきそうな、なが~~~~~いスコップです。

これ、冬場のツララ落としに使うのだそうで、屋根に届く長さが必要だから
こんな長さなのだそうです。
よく見ると、柄に点々と穴が開いていますよね。
これ、はしごの廃材を利用しているからだそうです。

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町屋にも出窓。
洋風建築だけじゃなく、日本の伝統建築でも出窓はちょっとおしゃれ。

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細い通りにひかれて吸い寄せられると・・・あれ?角にニャンコ。

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じっとしているので置物かと思いましたが、ちゃんとニャンコさんでした。

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ニャンだよ~、といぶかしげな表情でポーズをとると、
フラっと細道に消えていきました。

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ここも少し広くなっていますね。
金沢の城下町では、こういう「広見」がいくつも見られるようです。

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朝顔も咲くころでした。

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鷹と虎。
なんだかすごかったので撮ってみましたが、誰の作品でしょうね。

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最後はこんなお堂に寄ってみました。
円長寺さんです。
かわったお花はアカンサス・モリスという洋花。

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お堂に入ると・・・んん?なにやら回せるようです。
この中には5000巻以上のお経が収められていて、
回すことでそれらを全部読んだことと同じご利益が・・・ということらしい。
一周回してきました。高野山の六角経蔵同様ですかね。
江戸時代作のカラクリ御堂、「御輪堂」というそうです。


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七夕前だったので、こんな飾りもありました。

夏の金沢の町歩き。やっぱり楽しかったなぁ。


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by kwc_photo | 2022-12-27 07:27 | その他(Others) | Trackback