天体ショー：皆既月蝕と天王星蝕

　　 2022年11月8日。皆既月蝕がありました。今回の月蝕は、天王星蝕も同時、という、442年ぶりの惑星蝕との同時天体ショーでした。




東の空に満月が登りました。もう少し欠け始めています。みるみる欠けていきます。月蝕を見るのは、2018年2月1日以来。前回は皆既月蝕後は雲隠れ・・・でした。2021年のときは天気が駄目で見逃しましたよね～。今回は雲もなく、絶好のコンディション。欠けていく月をずっと眺めていられました。というわけで、欠けていく月をインターバル（手動・（笑））で撮影して合成しました。月を覆い隠していく影は、我々が乗る地球の影。手を振ったら影が月にうつらないかな（笑）どんどん欠けて、薄い薄い三日月に・・・ああ、消える・・・・そして、すっかり月が影に覆われたとき、赤い月が現れます。地球を通り抜けた太陽の光のうち、波長の長い赤系の光だけが月に届いているから、このような色になるのだそうです。さて、皆既月蝕となった後、これが442年ぶりという「月蝕と同時に惑星蝕」が始まります。左下から近づくのが天王星。月にピッタリとドッキング。天王星がお月様の後ろに隠れる瞬間です。すっかり隠れました。天王星蝕の完成です。しばらくすると、皆既月蝕明け。地球の影から、月が顔を表しました。こうして、またゆっくりと時間をかけて、満月へと戻っていった月。次に惑星蝕と皆既月蝕が見られるのは、322年後の土星蝕だそうですよ💦
442年ぶり　皆既月食＆天王星食