2022彼岸花咲く奈良 一言主神社周辺の彩り

　　 彼岸花の頃、やっぱり訪れてしまう葛城山麓。一言主神社周辺の田んぼは彼岸花の彩りが特に美しいです。
（※9月17日撮影）





一言主神社へ。参道横の田んぼから、もう彼岸花が覗いています。
真っ赤、とはいえませんが、見頃開始っぽいですね。あぜ道にそって赤いラインが出来つつありました。
神社をバックにいい咲き具合。
田んぼの稲も穂を実らせて、秋の佇まい。彼岸花がそれを綺麗に彩ります。
見上げた空は・・・ちょっと曇り空。青空で撮りたいところですが、こればっかりはめぐり合わせですね。
いつも太いレッドラインができる場所。咲き始めですのでこんな感じでしたが、これから良さそうですね。
この日は台風の影響もあってか、かつてないくらい人が少ない土曜日。しっとり感のある彼岸花もいいかもですね。
葛城の山々を背に。山・稲・彼岸花の美しい揃い踏み。
どんより雲ながらも、ちょっと表情が出てくれて助かります。空の広い葛城、やっぱり広々と撮影したいですしね。
稲穂をメインに。一輪の彼岸花が印象的でした。
この斜面はよく咲いていますね～。日当たりの関係でしょうか。
ただ、今年はちょっと雑草と共に・・という場所が目立ちました。耕作放棄？と思われる一角も。だんだん後継者不足問題が出てきているのかもしれません。
田んぼの彼岸花は、人の営みと共にあってこそ。稲穂がみのり、稲刈りのための草刈りがあってこその光景でもあります。
畦に美しく咲く彼岸花がこれからも楽しめますように・・・
ほら、彼岸花たちもうれしそうでしょう？稲穂が実り、彼岸花が咲く頃にそろそろ稲刈りだね、という話になる土地ですから。
木の幹に寄り添うように。
棚田の畦に沿うようにレッドラインができる光景も、稲柵をしてくださる農家さんあってのものですね。
見事なレッドラインをみつけました。稲穂とのコラボもいい雰囲気。
これぞ一言主神社周辺の彼岸花光景、って感じですね。
こんな繊細な花が群生して、レッドラインを形成しています。
高い段差の斜面に、彼岸花が綺麗に並び立っています。斜面だと、まっすぐ伸びる茎も印象的に見えますね。
一言主神社の竹やぶにも彼岸花が。
竹と彼岸花、まっすぐ伸びる姿に共通点ですね。
蕾が林立するなかに、咲き始めた彼岸花の造形美。このくらいの咲き具合が繊細な花の様子を良く観察できますね。
竹の間で寄り添うように・・・いい雰囲気でした。
さて、周辺の田んぼも歩いてみましょう。参道脇の百日紅の下にも彼岸花が。百日紅のピンクの花が、「私も撮って」とばかりに、下の方に枝を伸ばして主張してました。
茎の緑が綺麗ですよね～。この赤と緑のコントラストが、彼岸花の魅力でもあります。
参道の杉木立の奥、こんな額縁光景はいかでしょう？
逆サイドから。斜面に並ぶ彼岸花越しに、奥にのびる参道を。
周辺の田んぼもたくさん彼岸花が咲きます。
稲穂の台地を走る、「ひのとり（＠近鉄）」みたいな（笑）
雨靄が山の上に。しっとり彼岸花光景でした。
青空も撮りたかったなぁ。
まぁ、この靄も雰囲気ありますので、今年の光景はこれってことで。
まっすぐできた彼岸花ライン。
そんな中に、ニラの花も咲いていました。おや、ニラにとまっているのはイシガケチョウですね。Common Map Butterflyとも言われ、メルカトル図法の地図みたいですよね。

キバナコスモスのところに遊びに来ていたのはベニシジミ。秋はちょうちょの季節でもありますね。
蝶だけじゃないぞ～スカシバは小ぶりの雀くらい、肉厚な胴体。そして、綺麗に羽が透けています。
もういっちょ。ハチドリみたいに、ホバリングしながら蜜を吸っていました。
奈良の山々と共にある人の営み。そして、そんな中にある彼岸花の光景。
こんな風景がいつまでも残りますように。
少し満開前の時期ではありましたが、ゆったり楽しめた一言主神社周辺の彼岸花光景でした。