2022彼岸花咲く京都 真如堂の秋の花

　　 真如堂のあちこちにも、彼岸花が咲きます。一時期より数が減ってしまいましたが、楚々と咲く姿はなかなかいい風情です。菩提樹の実の「秘密」もどうぞ。
（※9月18日、10月2日撮影）





青空のもと、真如堂を訪問。入口の隅に萩が満開でした。
門前には酔芙蓉も満開。いい感じで白とピンクが入り混じってます。
そうそう、ムラサキシキブもたわわに実をつけていました。ムラサキシキブって言っちゃいますけど、多分コムラサキですね。
本堂前でも萩が花をつけていました。
同じ萩をアングルを変えて塔バックで。モミジも少し色づき始めています。
今日の手水鉢に添えられていた花は、酔芙蓉でした。シダの葉といい、センスいいわぁ。
そして、塔の下のモミジと苔のお庭には、彼岸花が。そっとデートしてるみたいな二本です(^^)
モミジの足元にポツポツと。
以前は本堂裏手にもたくさん咲いたのですが、ここ何年も咲かなくなりましたね。
彼岸花越しに塔をみあげて。
この咲きっぷりが真如堂らしいですね。
塔頭前のお庭には、シロバナヒガンバナも咲いていました。
さて、問題の本堂裏手のお庭。薬師堂横の苔庭に、少しだけ芽を出していました。一輪咲いててくれてうれしいなぁ。
まさに紅一点。よく生き残ってくれています。おそらく、イノシシなどが掘り返してしまったのでしょうね・・・
薬師堂前ではヤブランが満開でした。
塔頭の喜運院の池のほとりに。ここはよく咲いていましたね。
日を改めて、10月2日。青空のもと訪れたところ、茶所の朝顔がまだ元気に咲いていました。
金堂横にある百日紅。花ではなく、紅葉の赤です。キレイに一部色づいていました。
まだ彼岸花が満開のところがありましたよ。藪の中ですが💦
そして、本堂前ではフジバカマが満開に。
いい香り。でも、いい天気過ぎたのか、気温が高くて、アサギマダラは来ていませんでした。
この時期本堂前の菩提樹を見上げると・・・青々した葉の中に、枯れた葉を見つけることができます。
これ、葉っぱじゃなくて、菩提樹の花が咲くときに出てくる「苞葉」。葉っぱとは明らかに形が違うでしょう？そして、この苞葉の中程から花芽が伸びて花が咲くんです。

こういう感じ。葉っぱより先に枯れて、身軽になったところで落下。モミジの実と同様、苞葉がプロペラの役割をして、実を遠くまで運ぼうとする知恵です。
こんな感じで落っこちます。この子たちはタンデムライドですね（笑）
近くの迎称寺にも立ち寄ってみました。萩のお寺として知られ、土塀の外側に紅白の萩が咲きます。
こんな感じ。
ここ数年、あまり花が咲きませんでしたが、今年はまずまずだったかな～。
真如堂まわり、確実に秋の訪れを感じられる花たちを見つけることができました。