石楠花咲く玉置神社（十津川村）

　　 こちらもちょっと古い記事になります。GWの終わりに、十津川村の玉置神社を訪れました。
パワースポットといわれるだけあって、山深い場所の静謐な雰囲気を味わってきました。
（※5月4日撮影）




夜明け。駐車場から鳥居をくぐって玉置神社へと進みます。
静かでひんやりとした空気の中、山道を進みます。
鳥居が並ぶこの場所から、ガラッと空気が変わります。
見上げると新緑。よく観察すると、枝が一方向にしか伸びていません。
日向にむかっているから？でも、大台ケ原のような山でも、これだけ枝が偏ってるのはあまり見ませんね。標高1000m近い、この環境が生み出した光景なのでしょう。
ヤマツツジがチラチラと彩りを添えてくれています。
ほら、あそこでも。春の息吹を感じる瞬間ですね。
どど～んと見えてきました、神代杉。樹齢は3000年と言われます。高さは20mほど、とそこまで高くないのですが、この幹周り・・・魂が宿っていることを感じますね。
神社に近づくにつれ、シャクナゲが咲いているのを見かけるようになりました。
そうか、気候的にもシャクナゲが好みそうな湿潤な感じ。シャクナゲにあえたのは嬉しいなぁ。
太い木の幹に寄り添うように。うーん、なんだか神秘的な雰囲気。
途中、木々の隙間から雲海が見えました。朝日でふわっとオレンジ色に。
さぁ、到着。手水舎のほうにもシャクナゲが咲いていました。
おお、いい具合に見頃ですね。
石灯籠付近にも。この優しい色はホンシャクナゲですね。
さぁ、シャクナゲが彩る鳥居をくぐって本社へと進みましょう。
本社が見えてきました。なんとも重厚な雰囲気。
シャクナゲ越しに本社を。
玉置神社では、本殿、ではなく本社、というのですね。
先程の神代杉を、今度は真横から眺めます。
見上げる神代杉。なるほど、パワースポット、という雰囲気。3000年もこの場所で生きているなんてすごい。
こちらは夫婦杉。樹齢は1000年以上といわれます。一本の木が途中で分岐していて、なるほど夫婦の様相。
本社横のシャクナゲ。花束みたいな枝ぶりと咲き方ですね。
石灯籠によりそうようなシャクナゲも、まだつぼみいっぱいでした。
奥の杉の枝の間から朝日がキラリ。
なんとも清々しい朝を玉置神社で迎えることができました。
シャクナゲが見頃なころに訪れられたのもラッキーでした。
鳥居の足元に絡みつくようなシャクナゲ。
社務所の近くには白藤が満開でした。
白藤と巨木が織りなす光景は玉置神社独特ですね。
シャクナゲと国旗。なんだかNHKの放送開始時の映像みたいな（笑）
シャクナゲの合間からも朝日のキラリを眺めてみました。
木漏れ日が参道に溢れる中を、玉置神社を後にして駐車場に向かったのでした。
聞きしに勝る、静謐な森と神社。前夜の星空と合わせ、忘れられない訪問となりました。