2022桜咲く京都 雨宝院の歓喜桜・観音桜

　　 雨宝院の桜が咲くと、京都の桜も終盤戦。御室仁和寺の御室桜と同種の「観音桜」「歓喜桜」と名付けられた桜や、枝垂れ桜が咲く雨宝院の境内です。
（※4月11日撮影）





おなじみの提灯のさがる雨宝院の入り口へ。桜は満開のようです。
前日の雨で散りがあるかなと期待しましたが、まだ元気なようで（笑）
満開の桜が朝の光の中で出迎えてくれました。
御室桜と同種と言われるこの桜。正式には「御室有明」という品種だそうで。
観音堂の前に咲くこちらは「観音桜」と名付けられています。

本堂前に咲く桜は御本尊の「大聖歓喜天尊」から名付けられて「歓喜桜」と呼ばれています。いずれも品種は御室有明です。
提灯の並ぶ「染殿井」も満開の桜が彩ります。そして、枝垂れ桜も満開に。いろいろな種類の桜が咲き乱れる雨宝院です。

狭い境内の空を覆うように満開となった桜たち。
この桜が散って石畳が花びらのじゅうたんになる時も素晴らしいのですが、それはまた来年以降のお楽しみですね。
老木になってきている木もあり、こんな風に備長炭を詰めて養生されてました。細菌や虫がつかないように配慮されているのでしょうね。
桜も見事な境内ですが・・・
足元にはボケの花も咲いています。
季節的に、牡丹の花も咲き初めの頃。


奥の寺務所の前には、椿も満開。そしてシャクナゲも顔を出していますね。
牡丹とシャクナゲの共演。ここに桜が散りかかると、何とも素晴らしい光景なんですよ。
あと一歩で散り始めるかなというタイミングでした。残念。
でも、満開ピークの光景を眺められるのもまた良いものです。
石灯籠の上をギュッと彩る桜たち。
さて、そろそろお暇しましょうか。
と、帰りかけたところに一陣の風が吹き抜けて、通路に花びらが散りました。
花びらが舞う様子が撮れるかな、としばし待機しましたが、二匹目のドジョウは来ず（笑）
また来年の雨宝院を楽しみにしたいと思います(^^)