2022祇園祭 前祭山鉾巡行・後編
          
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山鉾巡行の後編です。
いいお天気の中、辻回しを行う山鉾の数々。
新町通りも少しだけ追いかけました。






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蟷螂山の後で待っていた山伏山。
おや、山車の上に人が乗っていますね。
そして、その前にやってきた揃いの黒い笠は・・・

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月鉾です。
曳き手さんだけでなく、車方の方の法被もかっこいいんです。
横では霰天神山が待機してますね。

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この月鉾、祇園祭の山鉾の中でも最重量、そしてノッポなんですよ。


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最重量級の月鉾の辻回しは気合いも違いますね。
たくさんの曳き手さんもググッと力が入ります。

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抜けるような青空にそびえる月鉾の鉾頭。
車輪から屋根までの倍以上ある真木は見事そのものですね。

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木賊山が辻回し。
こちらは外国人部隊。お国柄も様々です。

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そして、占出山。日本三景の厳島神社を前懸に、横に見えるのは天橋立ですね。
この山車と、船鉾、そして、後祭の大船鉾は共通の御神体が乗ります。
祇園祭の主人公とも言える、神功皇后です。

この占出山は、神功皇后が出陣前に鮎を釣って吉凶を占ったという故事にちなみます。
別名、鮎釣山。

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さあ、揃いの真っ赤な笠がやってきました。
鶏鉾です。法被の「鶏」の文字ですぐわかりますね。
奥で待機しているのは芦刈山です。

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音頭取りさんは水色の着物を着ています。
ヨーイヨーイヨーイヤサ!ヨーイヤサー!!!

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ギギギ、と軋み音を響かせて、鉾は横を向きました。

鉾頭は三角のなかに鳥の卵があしらわれています。
中国神話に登場する堯帝が、自らの政に誤りがあれば打て、という意味で諫鼓を朝廷の門前に設置。
しかし、堯帝の世はよく治まったため、諫鼓を鳴らす必要がなく、
中に鳥が卵を生んだ、という神話にちなみます。
諫鼓鶏が鳴く→閑古鳥が鳴くとなったという説があります。
本来は、諫鼓の上で鶏が鳴くほど平和だ、という意味なのかも、ですね。

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伯牙山がやってきました。
別名、琴破山(ことわりやま)。
琴の名人伯牙が、その友人である鍾子期の訃報を聞いて、
自らの理解者である鍾子期の死を悼み、大事な琴を斧で叩き割ったという故事にちなみます。
御神体人形の伯牙は、とても悲しそうな表情をしているんですよ。

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見事な唐破風屋根の鉾がやってきました。
菊水鉾です。
祇園祭の山鉾では比較的新しく、昭和27年の再建です。
何を隠そう、禁門の変(蛤御門の変)によって焼けた鉾の1つです。
ちなみに、他に焼けた山鉾は大船鉾・綾傘鉾・蟷螂山・四条傘鉾です。

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御神体人形は「菊丸」さん。
無形文化財の人形師、岡本正太郎によって、昭和31年に作成されました。

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この菊水鉾の再建の後、昭和54年に綾傘鉾、昭和56年に蟷螂山、昭和60年に四条傘鉾が再建。
前祭の山鉾は現在と同様の23基となりました。

後祭の殿を務める大船鉾は平成26年に再建。禁門の変で燃えた山鉾はすべて復活しました。
今年は大雨被害で休山となっていた鷹山の復活もありましたが、こちらは後祭の山鉾巡行で触れます。

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岩戸山はなかなか来ないな~と思っていたら、雨除けのビニールをかぶせていました。
あれ?さっきまで晴れていたのですが・・・
たしかに、怪しい雲が広がりつつありました。

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岩戸山は、まだ晴れているうちに辻回しを完了。

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しかし、船鉾が交差点にたどり着いた頃には大粒の雨が💦

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スコールのような雨。辻回しの後、しばらくして止みましたが、
皆さんびしょ濡れに。雨の中の辻回しでした。

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この船鉾は「出陣の船」と言われます。
占出山でも触れましたが、神功皇后が新羅に出兵する様子を表しています。
船の舳先に乗るのは「鷁(げき)」。想像上の水鳥です。

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新町ではこんなことも。
船鉾についていくと、行列に参加している気分が味わえます。

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そうそう、前祭の殿(しんがり)は船鉾なのですが、鉾町の位置関係上、
最後に新町通りに入ってくるのは放下鉾なんです。
くろちくさんの前に設置された粽納所では、上七軒の芸舞妓さんが、最後の鉾を待っていました。

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コロナ禍ゆえ、おふたりともマスク姿。これもご時世ですね。
芸妓の梅志づさんと、舞妓の市ゆうさんでした。

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さあ、狭い新町通りの屋根の間を縫うように放下鉾がやってきましたよ。
おや?稚児人形が飛び出ているような・・・

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なんと!放下鉾の稚児人形、三光丸さんが太平の舞を舞っていました。
三光丸さん、なんと関節が動き、三人の人形方によって生稚児と同じように稚児舞ができるんです。
三光丸さんの稚児舞を見たのは初めてでした~。

というわけで、前後編に分けてお届けした前祭の山鉾巡行。
最後の3基はビニールをかけた姿になりましたが、3年ぶりの巡行、楽しませていただきました。


by kwc_photo | 2022-07-29 07:29 | 京都(Kyoto) | Trackback
    
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