2022祇園祭 長刀鉾巡行

　　 祇園祭といえば長刀鉾。注連縄切りを終えて河原町通を北上、御池通を新町までやってくる長刀鉾を追いかけました。




注連縄切りのあと、先回りして河原町通へ。広々とした河原町通を進む長刀鉾はゆったりしています。
青空が見えてきました。空を突く長刀が輝きます。
曳き手さん、車方の背中の長刀鉾のシンボルマークがかっこいいですね。
凛々しく、泰然と。お稚児さん、堂々たるものです。右はお父さん。晴れがましいでしょうね～。
音頭取りのお二人の気合いもノッてますね～エイヤラヤー！

更に先回りして、御池新町までやってきました。お稚児さんたちをのせた長刀鉾は一旦ここで停まります。
立ち上がったお稚児さん。胸の太鼓を外してもらいます。
後ろから、山一番乗孟宗山がやってきていますね。
鉾の前部にタラップのようなハシゴが取り付けられます。
設置完了。これを使って、お稚児さん、禿さんが鉾をおります。

まずは禿さんが降ります。お父さんが先におりて、安全に先導します。
もう一人の禿さんも。このハシゴ、4人乗っても大丈夫なんですね～。お務めおつかれさまでした。
そして、今度は地上から剛力さんがお稚児さんを迎えに登りました。
力が入ります。肩にお稚児さんを載せて、ハシゴの上で立ち上がります。
そして、ゆっくりと前を向きます。
正面を向くと、沿道からヤンヤの拍手喝采が。長刀鉾のクライマックスですね。
傘をさしかけてもらいながら、剛力さん二人に肩車されたお稚児さんが鉾を後にします。
凛々しいお稚児さん、見事大役を務めきりましたね。
さぁ、休憩を終えた長刀鉾のご一行。再び囃子方が鉾に登ります。孟宗山の後ろには、山二番の郭巨山も並びました。
音頭取りさんもスタンバイ。二人ということは、もう少し前に進むようです。

音頭取りさんの動作が始まりました。少し斜めに交差点に入るようです。
エイヤラヤー！曳き手さんの力の入る様子がいいですね。
ググッと斜めに入ってきました。
さて、ここから辻回し。音頭取りさんが4人になります。通常、90度回しますが、今回は120度くらい回すことになりますね。扇が返って・・・
ヨーイヨーイ、ヨーイトセ！ヨーイトセー！！音頭取りの合図で曳き手が力を込めると、鉾が敷かれた竹の上を滑って真横を向きました。
二度目！扇が4つ、きれいに揃いました。音頭取りさんの一番の見せ場ですね。
ギギギギ～！巨体をきしませながら、鉾が回転していきます。
さあ、しっかり南を向きました。すると、囃子方の曲調が変化。戻り囃子はちょっと落ち着いた雰囲気です。
晴天を衝く長刀鉾。3年ぶりの山鉾巡行の先導を立派に務めました。
新町通りに吸い込まれていくと、沿道から拍手が送られました。動く美術館と言われる山鉾の代表、長刀鉾の勇姿でした。