2022桜咲く京都 西行桜とさくらの園（勝持寺）

　　
洛西の花の寺、勝持寺。桜の頃は何とも美しい光景を楽しめます。
（※4月6日撮影）





勝持寺へ。駐車場に車を停めると、まず飛び込んでくる桜。こちらはお隣のお寺、願徳寺です。
願徳寺へと続く石段。桜の頃は得も言われぬ味があります。
そして、願徳寺から勝持寺へと続くこの道は、桜のトンネルに。
いつも見事だなぁと眺めてしまう桜。青空に満開の花を咲かせるこの様子はホントに春爛漫の図。
山門前。桜に包まれる山門はまさに「花の寺」の名にふさわしいですね。
青空に咲き誇る桜に歓迎されながら受付へ進みます。
受付を終えて、お庭へと続く小門をくぐります。
このお寺の銘木は「西行桜」背の高い桜です。
本堂の阿弥陀堂前も桜が満開。
そして、圧巻はこの桜の園。見上げると、青空を覆うような桜が楽しめます。
春霞のような、満開の桜たち。
この中央の背の高い桜が「西行桜」です。西行は北面の武士であった佐藤 義清が出家した際の僧名。歌人としても有名です。
嘆けとて　月やはものを　思はするかこち顔なる　わが涙かな
僧侶ではありますが、恋に関する歌が多い西行法師。この地で庵を結び、出家したと伝わります。西行は一本の桜を庵に植えて愛でていたそうです。現在の西行桜は三代目だそうな。
西行桜側から、本堂方面を。本堂の阿弥陀堂がみえないくらい、桜が埋め尽くす境内。こんな光景になろうとは、桜を愛した西行も思っていなかったでしょうね。
不動堂へ続く石段を桜が彩ります。ちょうどお昼の時間帯だったのでトップライト気味。地面に落ちる桜の影も面白いですね。

桜ヶ丘のほうへ。上から見る桜ヶ丘の桜たち。
そして、桜ヶ丘を見下ろします。ソメイヨシノやベニシダレが咲き乱れる、まさに桜の丘。
見下ろすと、「桜の雲」の上にいるような光景です。
降りていってみましょう。見上げると、二色の桜が青空を埋めています。
石垣の上下を彩る桜たち。
圧巻の桜光景です。
花吹雪にも出会えました。
風が吹くたびに舞い散る桜。そうか、今日が勝持寺のクライマックスだったのかもですね。最後に、もう一度鐘楼越しに西行桜を。
帰りがけに門を潜る前に振り返って気が付きました。本堂の裏山にも山桜が満開になっていました。
春爛漫の勝持寺。花の寺の名にふさわしい、桜いっぱいのお寺でした。