梅咲く奈良 月ヶ瀬梅林

　　 フィルムカメラを使っていた頃以来の月ヶ瀬梅林へ。眼下に名張川を見下ろす絶景の梅林、満開でした。
（※3月19日撮影）




月ヶ瀬梅林へ。まだ冬山の様相の対岸をバックに、梅の花が見頃を迎えていました。
鈍色の空を映す名張川と、白梅。
まずは真福寺へお参り。椿がたくさん落ちて、赤いラインを作っていました。

参道の石段では水仙もお出迎え。
見下ろしの落椿。今年は落椿をあまり見ませんでしたが、ここは見事でしたね。
境内には梅がいっぱい。紅梅も・・・
白梅も満開を迎えていました。
紅白揃い踏みです。この真福寺、月ヶ瀬梅林発祥のルーツでもあるんです。元弘の乱で敗れた後醍醐天皇が笠置山から撤退する際、一緒に逃げてきた女官の一人が月ヶ瀬で倒れ、助けられた。その女官が、月ヶ瀬の熟れた梅の実を見て、都で使用される紅花染め用の「烏梅」の製法を月瀬の民に教えたという伝承があるのです。
梅越しに見える黄色い花。サンシュユが満開になっていました。
雨粒をたたえたサンシュユ。キラキラしてました。
こちらは菜の花。春は黄色い花の季節でもありますね。
斜面を降りていきましょう。梅の中へつっこんでいくような感じです(^^)
梅のトンネル。
おお、雨がやんで、朝日が差しました。濡れた梅や下草がキラキラ輝きました。
紅白梅が並んでました。この雰囲気が月ヶ瀬梅林ですね～。正確には、ここは帆浦梅林というのだそうです。
青空が見えてきました。ずっと曇りかと思いましたが、うれしいなぁ。
こちらはまだ5分くらいですが、紅白がきれいに分かれていますね。
名張川が眼下に小さく見えます。これぞ月ヶ瀬！な見下ろす梅林の光景ですね。
向かいの冬の様相の山肌と好対照。梅の春、ですね。
梅林公園にやってきました。紅白の梅が満開です。
お、ピンクのしだれ梅もあります。さすが公園ですね。
こちらはしだれ梅の棚。将来的には梅のトンネルになるのででしょうか。
黄色いのはロウバイ。終盤ですが、赤白ピンクの梅と共演しています。
ロウバイは梅の文字が入っていますが、クスノキ目ロウバイ科。でも、香りはあま～いですね。黄色もまざって、カラフルな彩りでした。
梅林公園、満開です。雨上がりで人も少なく、いい感じでした。
白梅のむこうに鳥居。神社があるんですかね。

のびのびと枝を伸ばすしだれ梅。
このあたりのロウバイはまだ見頃でした。花霞～ですね。
ロウバイが主役だっていいじゃない(^^)
月ヶ瀬大橋が白梅の向こうに見えました。
天神社があるからか、朱塗りの欄干が。展望用の通路なんですけどね。
最後は梅越しに立派な民家の瓦屋根を見下ろして。月ヶ瀬梅林の山歩き、なかなか楽しかったです。