梅咲く京都 地福寺のしだれ梅

　　 七本松通にある地福寺。
日限薬師（ひぎりやくし）とも言われる、非観光寺院ですが、外からでも目に留まる立派なしだれ梅が咲きます。
（※3月5日、12日撮影）

七本松通を通っていると、思わず足を止めてしまう満開のしだれ梅。ここが地福寺です。
最初に訪れたのは見頃が始まった3/5でした。まだ枝先は蕾が多いですね。

でも境内から外に向かって枝垂れる枝ぶりは、十分外からでも楽しめます。
蕾が残っている頃の梅って咲き方がかわいらしいですよね。
慈雲光尊者説法道場碑をしだれ梅が彩っていました。
慈雲とは、「釈尊の説かれた戒律を守って実践する者であれば、いかなる宗派に属していたとしても、誰でも一派同朋である」と説法されたお方。
ここ、地福寺もその説法が行われた場所として尊ばれているのですね。
次に訪れたのは一週間後の3/12。モリモリの満開です。
まだ蕾の枝もありましたが、一週間前よりボリュームたっぷり。
そして、ヤブツバキも開花していました。
こりゃダブル主演してもらわないと（笑）外からこの光景が楽しめるのはうれしいですね。

観光寺院ではないので中には入れないのですが、塀の隙間から。
道路にまでつきそうなくらい、枝が垂れ下がっています。奥に見えるのはお向かいの松月院の門です。
塀からあふれるしだれ梅。何とも印象的な梅が咲く、地福寺でした。