Prologue！2022桜咲く京都 おかめ桜（長徳寺）

　　 昨年に比べるとゆっくりなのかなと思っていた春。
でも、暖かい日が続いたこの日、一気に京都に春がやってきました。
長徳寺のおかめ桜、京都に春を告げる使者です。
（※3月16日撮影）




長徳寺のおかめ桜が咲き始めたらしい、と聞いたのは14日のことでした。翌日にはもう5分～7分くらいに。一日で一気に咲き始めたとのこと。
ちょうど16日が京都市内出勤だったので、朝見に行ってみると・・・ほぼ満開になっていました。朝日のときだけできる十字架の影が門の前にくっきり。
ひゃ～、今年は遅い目かなと思っていたのになぁ。でも、このピンク色の桜が咲くと、やっぱり嬉しくなりますね。
イギリス人園芸家のイングラムによって生み出されたおかめ桜。寒緋桜と豆桜の交配によってできました。
イングラムは美人のことを「おかめ」というと思っていたそうな。
つまり、命名の由来は「美人桜」ってところですね。ピンク色の小さな花が無数に咲く姿は本当に美しい。おかめ桜と寒緋桜の競演も楽しめます。おや？青空がお堂のガラスに写り込んでいます。映り込むおかめ桜も美しいですね。
仕事終わりの夕刻にももう一度訪れました。西日に照らされるおかめ桜。ほんとにもう満開ですね。
隣で寒緋桜も満開を迎えていました。おかめ桜のお母さん、みたいなもんですね。
これまた鮮やかな桜です。西日で一層色を増していました。
寒緋桜とおかめ桜の競演です。
数年前に枝がおれてから、少しさみしくなりましたが、こうして毎年満開の花を魅せてくれるのは嬉しいことです。
近くにはこのおかめ桜の子どもたちが大きくなってきており、世代交代を経て、今後も京都の春告げ桜として活躍してくれそうです。
寒い日が続きましたが、一気に春めいた京都。これから三寒四温の気候を繰り返して、春へと移行していきます。
お寺の向こうからお月さまが顔を出しました。
夕方なので、門は閉まっていましたが、美しく咲きそろったおかめ桜が門前を彩りました。
そこへやってきたスズメちゃん。
メジロもやってきて、蜜をついばんでいました。首がなが～く伸びるんですね（笑）
結構気に入ったカット。塀沿いに満開になった桜が寄り添います。
密々の桜たち。こんな密なら大歓迎です（笑）
春はまだ先、と思っていた矢先の満開。
このおかめ桜を皮切に、京都の桜たちが目を覚まします。春が一気に流れ込んできますね。
最後に夕日をバックにおかめ桜を撮影して、長徳寺を後にしました。