隨心院の石楠花とベニバナトキワマンサク

　　 随心院に石楠花の咲く頃は、お庭にベニバナトキワマンサクも満開になります。満開のベニバナトキワマンサク、見事でした。
（※4月4日撮影）




駐車場に車を停めて、随心院へ。ハナズオウが雨に濡れて色濃く。これも春の花ですね。
外庭にもシャクナゲが満開になっていました。これは期待できそうです。
庫裏の前の立派なモミジ。青々とした葉が雨に濡れてキレイでした。
塀の向こうに見えたのは・・・これは、カリンの花ですね。奥にはサトザクラも咲いていました。
さて、お庭へ。満開とはいかないまでも、見頃となった石楠花が待ってくれていました。
まずまずの花数。蕾もあったので、数日後はもっと豪華だったでしょうね。
お部屋の額縁にて。
もう一つの坪庭にも石楠花が咲きます。
本当にかわいらしい色合い。ピンクの蕾、そして、白基調にふわっとピンクをまとった花がなんとも上品。
回廊の外庭にも白石楠花が咲いていました。
こちらはピンクが濃いめの石楠花。ツクシシャクナゲでしょう。背後ではもうキリシマツツジが咲き始めていました。
そして・・・本堂前のお庭には、ハッと目を引くピンクの木。これがベニバナトキワマンサクです。
振り返ると、坪庭の石楠花が額縁構図で楽しめました。
雨にぬれそぼつ石楠花。でも、雨が似合う花でもありますね。
雨のおかげで苔も青さを取り戻しつつありました。ベニバナトキワマンサク、例年のことながらここの木は立派です。いつもポンキッキの「ムック」を思い出してしまうのは私だけ？（笑）
ベニバナトキワマンサク越しに門を眺めました。

新緑と石楠花。まだつぼみ多し、の状態でしたけど、キレイでした。
本堂を横から眺めます。新緑も青々としてきて、ベニバナトキワマンサクと石楠花を引き立ててくれますね。
そうそう、この能の間には、「極彩色梅匂小町絵図」という現代アーティストによる襖絵が。小野小町の一生を描いたものだそうです。

能の間の額縁でもう一度ベニバナトキワマンサクを。
さて、もう一度石楠花のお庭を眺めてみましょう。
淡いピンクが何ともかわいらしい石楠花です。苔庭すれすれまで咲いています。
気品高きこの花。アズマシャクナゲでしょうか。結構間近で見られるのはうれしいですね。
今年はまずまずの当たり年だったのではないでしょうか。昨年は緊急事態宣言で見られなかったので、今年は出会えてうれしかったです。
障子戸をバックに。随心院らしい雰囲気です。
こちらは淡いピンクの石楠花をアップで。ホンシャクナゲですかね。雨の水滴でしっとり感満載です(^^)
まるでたくさんのベルがついているような咲きっぷりです。

もう一度シズル感ある石楠花のアップを。
桜を眺める時は、ハラハラ、ドキドキする高揚感がありますが、石楠花を見ると、なぜかホッと一息つきたくなる私です。
満開の頃も見たかったところですが、今年の訪問は見頃開始の頃となりました。また来年、満開の姿を見せてもらいたいと思います(^^)