五色八重散椿の地蔵院

　　 五色八重散椿の美しい地蔵院。今年はいち早い満開でした。
（※3月13日撮影）





地蔵院へ。門をくぐると両側とも満開の椿が出迎えてくれました。
五色八重散椿の大木。今年も花数多く、満開となりました。ピンク色が勝っている感じですね。豊臣秀吉の献木、とも伝えられます。ということは樹齢４００年以上？
地蔵尊にお参り。左横には真っ赤な椿が満開でした。散り椿、ボチボチ散りがはじまっていました。花数が多いので、落ちる花びらの量も多いですね。先に裏手にも回ってみましょう。実はこちらにもたくさんの椿が咲きます。これは乙女椿。
見事な造形美を見せてくれる、八重咲きの椿です。
そして、入れませんが、内庭の椿を外側から見ることが出来ます。この日はまだ７分程度の咲き具合でした。
ふたたび五色八重散椿のところへ。いつものことながら、見事な花数です。
紅、ピンク、白、ピンクに紅や白の絞り、白に紅絞り、という具合に、
一本でいろいろな色に咲き分けることから、「五色」の名があります。年にもよるかも知れませんが、今年は濃いピンク優勢(^^)。
椿は通常は花ごとポロッと落ちますが、この種は花びらが散ります。なので散椿なんですね。

圧巻の花数。雨のおかげもあって、散りも進んでおり、足元もピンク色に染まっています。
こちらは少し白に紅絞りの花も見られました。
左上にしだれるのは紅枝垂れ桜。年によってはコラボも見られるのですが・・・今年は紅枝垂れ桜の受難の年。ほとんど花がつきませんでした。椿が見事だっただけに残念・・・
ここにも少し「白に紅絞り」の花を発見。今年の咲き具合からすると貴重な白ですね。
なんとなくですが、日当たりの良い側はピンクが多かったような今年の咲きっぷり。温度は関係あるんですかね？
ほらね。本堂側の日陰部分には白が多かったようです。今年の春先の気温の高さは、いろいろな植物に影響してますから、今年の色味もその影響が多少はあったかもしれませんね。
というわけで、満開の五色八重散椿を今年も楽しめた、地蔵院でした。