常緑樹により、美しい緑と砂のお庭の一休寺方丈庭園。
秋は参道の紅葉が借景となって彩りを添えてくれます。
(※11月20日撮影)
方丈へ入る門の額縁で紅葉を。
背後に見えるのは鐘楼です。
小雨降るなかで訪れた方丈庭園は、先客なし。
雨の風情が、より静寂を演出してくれます。
一休禅師御廟を彩る紅葉は、参道の紅葉が借景となっています。
このお庭自体にはモミジはありませんが、秋の光景をこうして楽しめます。
浴室を方丈の塀越しに眺める方向にも鮮やかなオレンジ色の紅葉が。
手前は南天。真っ赤な実がたわわです。
東庭は、まさに参道の坂道の紅葉が見下ろせる形の借景。
こちらのお庭は十六羅漢を庭石とサツキの刈り込みで表しています。
東庭からの額縁光景。
北庭もサツキを中心とした緑と庭石のお庭です。
禅院枯山水の様式で、庭石により蓬莱山から滝が流れ、海へ至る様子を表しています。
方丈を一周して、二周目(笑)
人がいない紅葉の一休寺は久しぶり。
広々眺められるので、のんびりさせていただきました。
砂庭越しに方丈を眺めてみました。
ネコ目線で。
木目、石畳、そして、細かさの異なる庭石が織りなす様々なラインを眺めていると、
これだけで見事なデザインになっているように思いました。
そして、真っ赤とオレンジ色に染まった紅葉の存在感も素晴らしい。
秋にはこの光景が見られることを企図して、参道に紅葉があるのでしょうね。
ふわっと光がさしました。
木目が暖かい色味に。
そして・・・
キラッと太陽が顔を見せてくれました。
雨のしっとり、そして光の入った方丈庭園の両方が楽しめて大満足。
咲き始めた裏手の坪庭の山茶花を眺めて、次は本堂側の外庭へ向かいました。