2020紅葉きらめく奈良 霧の中の紅葉（大台ケ原）前編

　　 2年ぶりの大台ケ原へ。

晴れる、という予想を覆し、見事に雲の中でしたが、全編にわたり幻想的な五里霧中の紅葉、お楽しみ下さい。

まずはドライブウエーからの星空～大蛇嵓までを前編としてお届けします。

（※10月21日撮影）

前夜からドライブウエーを上がりました。目的はこの星空。天気予報どおり、快晴でした。オリオン座がどこにあるんだか・・くらいな星の量です。天の川も見える美しい星空を堪能。オリオン座流星群の日でしたが、無数に流れる流れ星は全部西側に集中。すんごい火球も見られましたが、写真には撮れず。残念～。一枚だけ写っていましたが、飛行機の軌跡と交差するという・・・orzまた次回の課題とします。明るい広角レンズがほしいな～さて翌朝は正木ヶ原にあがりましたが・・・前も後ろもわからないくらいの霧が立ち込めていました。ゴヨウツツジは真っ赤に紅葉していましたが・・・朝日を拝むことは叶わず。木道の向こうが見えないくらいの霧の中、先へ進むことにしました。正木ヶ原の南斜面。霧で見えにくいのかと思いましたが、立ち枯れの木がほぼ倒れてしまいましたね。笹の原になってしまっています。めげずに霧の中進みましょう。かろうじて霧の白の中に、紅葉の色が見いだせます。生と死と。立ち枯れ、折れた木の幹の横で、紅葉して葉を散らす直前の木が。五里霧中。色づき中の木も、いい色の木も切のベールでふんわりと・・・ビビッドな赤いゴヨウツツジ。霧の白さの中、ひときわ鮮やかに感じました。しかしまぁ、全編霧の中ですわ～。幻想的ではありますが、パリッと光のある中の紅葉も見たかったな～ここに霧の中から鹿でもでてきてくれたらな～というシーンでした。でも、森の中では、しっかりと秋色が進んでいますね。雨や霧が多いのも大台ケ原の特徴。こんな光景も楽しみましょう。中道の分岐点休憩所までやってきました。散りも進んでいるようですね。印象的な立ち枯れのトウヒの向こうに紅葉が。ライムイエローな葉っぱたち。これも秋色の一つ。山紅葉はいろいろな色が楽しめます。いっぱい実がなっている木もありました。枝ぶりがなんともおどろおどろしい（笑）厳しい気候の山ならでは、ですね。見上げる紅葉。晴れた時とはまた違う味わいですね。大蛇嵓方面へ。ドウダンツツジでしょうか。いい色です。散りが進んだカエデ。霧をバックにこれはこれでいい雰囲気。大蛇嵓周辺は風の回りが強い場所。木々のえだは、それを耐えるかのように枝をくねらせて成長します。いい色～。大蛇嵓は霧で全く見えませんでしたが、このあたりの紅葉は鮮やかでした。正木ヶ原では終盤だったゴヨウツツジも、こちらではこんなに鮮やかでしたよ。真っ白け～の中、色を見せてくれた紅葉たちに感激。さて、帰りは中道を使って駐車場に戻ります。
後編に続きます。