昨年秋以来の祇王寺へ。
ヤブランはもう終わりかけでしたが、青もみじと苔の青さを楽しんできました。
(※9月12日撮影)
ああ~、久しぶりの祇王寺。
直前までいい曇り具合でしたが、パーッと晴れてきちゃいました💦
青空が覗く祇王寺、これはこれでアリですかね。
この葺き替えた茅葺屋根は随分馴染んできましたね。
特徴ある石灯籠の場所は、例年ヤブランがキレイに彩ります。
今年は咲くのが早かったようで、見頃終盤でした。
モッフモフの苔。
ヒノキゴケ、というのだそうです。
祇王寺はヒノキゴケのメッカ?だとか。
たまりませんね~。
奥から流れ出してるような、苔の波です。
もみじの高さも祇王寺の特徴。
背の高い木々が空を覆う様子は祇王寺ならでは。
青もみじ。
なんだか最近は新緑の頃にこの言葉を聞くようになりましたが、
本来の意味は「これから紅葉する手前の、まだ青いもみじ」を指すそうです。
それが証拠に、着物の色目を楽しむ「襲(かさね)」における「青紅葉」の場合、
表は萌葱、裏は朽葉色を用いた秋の装いの色なんですよ。
見上げる竹の上にも青もみじ。
この青もみじが紅葉する頃、また訪れたいなぁ。
この苔庭の周りを周遊するお庭の独特な雰囲気、大好きです。
本堂前に設置された手水鉢もいい味わい。
こうして、お庭の周りを何周も回ってしまうのはいつものことなんです(笑)
ヤブランが咲いているのはヒノキゴケの上ですが・・・
クローズアップすると小さな渓谷のように見える水路の脇にはシノブゴケや・・・
かわいらしいシダの赤ちゃんが生えていた場所に生えていた、おなじみのスギゴケなど、いろいろな苔が楽しめます。
小さな杉林(笑)
幾何学模様にも見える美しさ。
苔やシダが生い茂るこのお庭は、本当にお手入れの良さが光るなぁと毎度感心します。
陰ったので、もう一度ヤブラン咲く石灯籠のところへ。
まだ紫色を保ってくれていて良かった。
もう一部は実がつきはじめていました。
上も下も緑。
落ち着いた佇まいの祇王寺のお庭は、いつ訪れても癒やしの空間ですね。