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花景色-K.W.C. PhotoBlog

京都・奈良を中心に、花と緑や紅葉の景色、そして時々舞妓さんを撮影しています


by Katsu

半夏生(三宅八幡)

  
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今日、7月1日は七十二候の1つ、半夏生(はんげしょうず)です。
※年により日付は変わりますが、2020年は7月1日です

そんな半夏生の日に、植物の半夏生の記事を、ということで、
今年は三宅八幡さんに自生する半夏生の景色をお届けします。

(※6月21日撮影)





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神社らしく、石灯籠が並ぶ向こう側に見えてきた半夏生。


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池の周りに生えたこの葉っぱたち。
白くなった部分が花に見えますが・・・


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これらは緑色の葉っぱが、受粉が必要なこの時期だけ上3枚ほどが白化するもの。
つまり、白い花びら、ではなく、白くなった葉っぱなのです。


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本当の花は、この下にぶら下がった細長い部分。これは蕾ですね。
地味な花なんですよね~。右下が蕾が一部花開いている様子です。


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虫を媒介者として受粉をしてもらわねばならない半夏生。
地味な花では虫さんに気づいてもらえません。
なので、がんばって花の近くの葉っぱを白くして、花のようにみせかけているのです。


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爽やかな緑に、美しい白。
夏らしい色の取り合わせです。
葉っぱの半分ほどが白くなるため、おしろいを半分塗った=半化粧→半夏生となった、
という説と、この半夏生の頃に白くなるため、この名前になったという説があるそうで。


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噴水のある池の縁に自生する半夏生。


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以前はもっと多かった気がするのですがね~。
でも、美しい池の水でご機嫌に育っていました。


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ドクダミ科の植物で、花の時期が終わると、葉っぱもまた緑に戻ります。
つまり、普通の草になって、雑草にまぎれてしまいます(笑)


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というわけで、この七十二候の半夏生の頃は、この半夏生が一番輝く季節です。


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水辺に輝く夏の草花。
半夏生の咲く三宅八幡、でした。
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by kwc_photo | 2020-07-01 07:01 | 京都(Kyoto) | Trackback