2020桜咲く奈良 如意輪寺・雨桜

　　 雨が降りしきるなかの訪問。
吉野の桜は初めてでしたが、なんとも風情のある光景でした。

（※3月28日撮影）






如意輪寺へ。
例年なら車で混み合う吉野山も、コロナ禍の影響ですんなり入れました。


優しい雨が降りしきる中の、吉野の桜探訪。
山桜、枝垂れ桜がお出迎えです。


枝垂れ桜は少し葉っぱが出始めていました。


伽藍の合間に。
ソメイヨシノも咲きはじめています。


おお、枝垂れ桜が満開！
これがメインかと思うほど、立派な桜でした。


二色の玉石のお庭。
奥の枝垂れ桜が雨に烟っています。


立派なしだれ。
支えが施されているところを見ると、古木なのでしょうね。


とはいえ、この花つき。
圧巻の満開っぷりでした。


宝物殿からのしだれ桜の長め。
雨だったので軒先はいい雨宿り場所でした（笑）


そして、メインはこちら。
多宝塔の枝垂れ桜です。


この枝垂桜、樹齢は250年との表記がありましたが、それも古そうな看板だったので、300年近いのかなと。


浄土宗の如意輪寺なのですが、多宝塔があるのです。
江戸時代以前は真言宗のお寺だった、というのがその理由。
総欅づくりの重厚な如意輪寺の多宝塔と、その脇に立つ老木の枝垂れ桜。
もともとは、後醍醐天皇の御霊をお慰めするために、住職が植えた枝垂れ桜で、この木は孫木だそう。


多宝塔の軒先から。
アングルを変えると、こんな背の高い2本の幹からなる枝垂れ桜です。


雨に濡れそぼちつつ、花を咲かせる桜。


傍には紅枝垂れ桜も咲いていました。


雨の中で見たからこそ、余計に印象深い桜となりました。


宝物館から見下ろす宝珠苑。
辛夷の花が満開でした。


吉野造りの報国殿と山桜を。
雨靄がいい演出をしてくれます。



最後にもう一度多宝塔の枝垂れ桜を。


桜の吉野山の中腹の如意輪寺。
また訪れてみたい場所となりました。