新緑まぶしい桂春院

　　 新緑の季節も少し過ぎてきていますが、やっぱり緑の美しいお寺、桂春院。
侘の庭、思惟の庭、真如の庭・・いずれも爽やかな緑を楽しめます。

（※5月30日撮影）






受付を済ませて、まず見えてくる額縁のみどり。


書院の前庭は「侘の庭」と名付けられた空間。
この書院、茶室とともに長浜城から移築されたと伝わります。


美しい緑の中に埋もれるような書院です。


数寄屋門から先へ行くと茶室「既白庵」へとつながる露地庭になっています。
（拝観者は庭にはおりられません）


逆側から。
圧倒的な緑。先程の数寄屋門が見えます。
ここが思惟の庭と名付けられています。


方丈前のお庭は「真如の庭」。
サツキの大刈込が見事です。
ここは満開となる姿は見たことがなく、いつもこのくらいのポツポツ咲きですね。


方丈からサツキ越しに一段下がった場所は、歩くことのできるお庭となっています。


というわけで、外へ出てみましょう。
こちらも緑がきれいですね。


方丈の屋根をバックに、紅葉の新緑がきれい。


杉木立とともに苔の緑も楽しめます。


見上げる緑の天井。
サワサワとさざめく葉擦れの音を聞きながら、マスクを外して深呼吸。
・・・そう、マスクっていろいろな香りを遮断してしまいますよね。
爽やかな空気はやっぱりマスク越しじゃないほうが美味しいです（笑）


もちろん、他の拝観者がおられるときはマスク。
ここでは一人でしたので、マスクから解放させてもらいました（笑）


透過光での緑が本当にきれい。
まだギリギリ5月でしたから、新緑って言ってもいいですよね(^^)


思惟の庭側を方丈から額縁で眺めました。


最後は秋に赤く彩られるモミジの青葉を見ながら、桂春院を後にしました。