2020桜咲く三重 美杉竹原の薄墨桜

　　 なんという印象的な一本桜。
三重県まで足を伸ばして眺めた茶畑の上にそびえる大きな桜。青空のもとで楽しみました。

（※3月25日撮影）



桜の道向いの丘から。
間を通る一両編成のローカル線は名松線。
JR東海が運営する路線で、名前の通り名張と松坂を結ぶ路線・・・
なのですが、利用客が伸びず、名張まで延伸されなかったという歴史を持つ路線です。
2009年の台風で甚大な被害を受け、一時は廃線の方向となりましたが、
地元からの要望もあって、2016年に復活。
可愛らしい電車が桜の下を通っていきました。


立派な薄墨桜。
麓から見上げてみましたが、結構大きな木です。


茶畑の上に立っている姿がまた良いですね～。


春が終わると、全体が緑に包まれる場所。
桜の時期限定の印象的な光景ですね。


水路沿いに坂を上がっていったところに薄墨桜は立っていました。


坂を上がりきって、やや見下ろし気味に。
薄墨桜、という名前の通り、水墨画のような桜です。


ちょうど夕刻の、西に傾いたお日様の光で、桜が浮かび上がります。


茶畑と桜、という組み合わせ、京都じゃあまり見られません。
今年は行けませんでしたが、滋賀の畑のしだれ桜くらいかな～。


茶畑に桜の影が落ちます。
良い光景だなぁ～(^^)


青空に薄墨桜。
見るアングルを変えると、樹形も少し変化しますね。


でも、どこから見ても、堂々とした枝ぶりで見事。


満開の時に訪れることが出来て幸せでした。


西日の色が濃くなってきました。
こういう時間帯に初訪問出来たのも良いめぐり合わせでした。


西日の逆光にて。
命の煌きを感じますね。


朝はどんな光なんだろう。
鬼が笑いそうですが、来年のことを思わず考えてしまいました（笑）


さて、おいとまの時間。


一陣の風が桜吹雪を起こしてくれました。
素敵なお見送りでした(^^)


また会う日まで。
茶畑の上に立つ存在感のある薄墨桜を楽しんだ、美杉竹原でした。