梅咲く宇治田原の光景(遍照院・正壽院)
2020年 05月 27日

例年楽しみにしている、宇治田原の梅です。
もちろん、勝手に名付けて毎年訪れている「孤高の白梅」も見てきました。
(※3月12日撮影)

杉林の合間に作られた茶畑の真ん中に立つ白梅です。

でも、青空と茶畑と白梅、いい光景です。

横切るワイヤーは、電線ではなく、茶畑の覆いをかけるためのもの。

他の地域より、少し遅めに満開になるんですよね。

訪れる人もなく、本当に人知れずこの茶畑で満開を迎えています。

今回は15時前に訪れてみましたが、この時間帯は影も出ず、いい感じです。

枝ぶりも見事な白梅の巨木。
何年の間、この茶畑の主を務めてきているのでしょうね。

老紅梅が咲くんです。

幹が朽ちてしまっていることを考えると、その生命力に驚かされます。


堺にいた徳川家康は、本能寺の変の知らせを受け、急いで三河に逃げ帰ります。
しかし、街道を通っては敵に出会ってしまうかもしれず、
甲賀忍者、伊賀忍者の導きで、この伊賀越の道を選択。
途中、ここ遍照院に立ち寄ったとされています。

流石に400年以上前にはこの梅もなかったでしょうけれど、
歴史と時間の流れを感じさせてくれる老木の春でした。

ここ数年でとても人気となった、ハート型窓(猪目窓)のあるお寺です。


青空と紅梅のコントラストが良いですね。

これまたいいコントラストですね。
星空を見上げるような気分でした。

春の勢いを感じる咲きっぷりでした。

また桜咲くころ、待ってます(^^)







