石蕗の季節。
三千院の聚碧園を彩る黄色い花、石蕗。
秋の花の代表格ですね。
(※10月19日、27日撮影)
聚碧園の縁側から顔を出す黄色い花。
この子が石蕗(つわぶき)です。
キク科の黄色いお花。
雨の後で、葉っぱもつややか。
聚碧園も文字通り青々とした「碧(あお)を聚(あつ)めた」お庭になりました。
この青々とした中に黄色の花が映えますね。
少し離れた場所からでも香ってくる甘い香り。
この花が咲いたら、紅葉はもうすぐ。
秋の深まりを告げるような花です。
石蕗を楽しんだら・・・
昨年から始まった「モシュ印」と「コケ寺リウム」を見ましょう。
弥陀三尊の文字がコケで描かれています。
そして、三千院がぎゅっとガラス鉢の中につまった「コケ寺リウム」。
こちらはコケで往生極楽院が再現されています。
さぁ、宸殿から外庭へ出てあるきましょう。
青もみじとコケで緑の世界。
雨のおかげでコケの青さが際立ちますね。
往生極楽院も緑に埋もれています。
秋が深まる前に、青々とした世界を楽しめました。
味のある石灯籠のコケもキレイ。
緑の世界の中、色を放つ朱雀門の朱色。
観音堂の手水鉢の脇で、ホトトギスが咲いていました。
外庭にはあちこちにこのホトトギスが咲いているんです。
なかなか立派な株。
花数も多いですね。
地味な花ではありますが、これだけ咲いてくれると豪華。
おや、こちらも石蕗が咲いていますね。
今年は夏の暑さが強すぎて、葉が焼けたホトトギスが目立ちました。
こんな感じです。でも花はキレイに咲いてよかった。
金色不動堂裏でもホトトギス。
紅葉の始まる前に楽しめる二種類の花を、ふんだんに楽しめるのが三千院です。
さ、コケを愛でてから帰りましょうか。
と思ったら、足元にたくさんの種類のきのこが出てきていました。
食べられるのかなぁ?
帰り道の「芹生」さんの苔庭にもまた違うきのこが生えていました。
雨の後、秋の風物詩ともいえるキノコに出会えた大原でした。