祇園さんの節分祭・舞踊奉納と豆まき(宮川町のみなさん)
2019年 02月 16日

4人による「姫三社」の舞でしたが、アングル悪く、お二人のみの撮影でした。
でも、毎年のことながら、宮川町の黒紋付の正装姿での姫三社は見事。
節分おばけに扮した芸妓さんたちの様子も御覧ください。

こちらは菊咲奈さん。梅のかんざしがかわいらしい。

古来、節分には普段と違う姿に扮して、鬼や化物を欺くことで厄祓いをして
福を呼び込む、という意味で、仮装して寺社へお参りする習慣がありました。
これが節分おばけです。花街では芸妓さんがおばけに扮しますが、舞妓さんも
普段と違う髪型として、変わり髷を結われるんです。

ふく鈴さんです。出雲阿国に化けておられます。

冥途の飛脚の忠兵衛さんに扮しておられます。

忠兵衛が入れあげた遊女「梅川」に扮しておられます。
なんとカツラではなく、地けで結い上げておられました。
花魁姿なのでお歯黒も。なかなか凝っています。

姫三社の始まりです。


黒紋付の正装なので、襟足も三本足です。

鈴がシャンシャンと小気味よいリズムを刻みます。

洗練されてとても美しい舞妓さんに成長されました。

姫三社といえば、やっぱり宮川町が思い浮かびます。


あ、千賀染さんの変わり髷は「お染」ですね。

少しフォーメーションが変わって、やっと見えました。

変わり髷は「鴛鴦(おしどり)」。鴛鴦は雄と雌があるんですが、これは雄かなぁ?

座り姿勢に。

4人の舞なので、4人見たかったんですが、後ろ正面だったので福男、福女の方々の背中で隠れちゃいました(^^ゞ

伝統工芸の粋をまとっておられますね。

扇で表情を隠しながら、鈴を鳴らします。

見えない表情が、また色香を誘います。



後ろ正面は宮川町のマナカナこと、とし真菜さんととし夏菜さんが。
いい笑顔~。


なんと豪華なことでしょう(^^)

普通ならコミカルになりそうなちょんまげ姿が、とてもカッコいい・・・
この流し目に思わず見とれました。

やっぱりマナカナさんのおばけは艶やかです。

こちらは芸妓の小扇さんと弥千穂さん。かしまし娘です(^^)



八坂さんの節分では、ふくびきでいろいろなものが当たるんですよ(^^)

『道行旅路の花聟』を題材に、勘平に扮しておられます。


御神矢をもらってポーズのふく香奈さん。
楽しい節分をありがとうございました(^^)







