ホトトギス咲く（大徳寺塔頭・興臨院）

　　 秋の花、ホトトギスが咲くお寺はいくつかあります。
まずはこちら、大徳寺の塔頭の興臨院をお届けします。

（※10月20日撮影）





興臨院さんへ。
門をくぐると、コムラサキがたわわに実をつけていました。


ブドウのようにいっぱい実がなっていますね。
ムラサキシキブ、とも言われますが、実は別の植物です。


そして、庫裏の玄関先。
竹垣が見えなくなるほどフサフサと茂ったホトトギスが。


こんな感じです。
秋の花。紅葉の季節が始まる前に満開を迎えます。


楚々とした花が多いですが、これだけ咲くとなかなかいい感じ。


目的がホトトギスだったので、なかなか前に進めません（笑）
とはいえ、やっぱり中に入らせていただきましょう。


華頭窓越しにお庭が見えるこのアングルがお気に入り。


昭和の作庭家、中根金作が復元を手がけた方丈前庭園です。
石組みは桃山風。広々とした砂庭が何とも壮大です。


庫裏の中にはマユハケオモトが花を咲かせていました。


そして中庭の一画ではツワブキが咲き始め。


お、この手水鉢は秋の草花がいっぱい。
フジバカマ、ホトトギス、そしてコムラサキ。ちらっとミズヒキソウも。紅葉が彩りを添えます。


こういうのってセンスですよね～。
ホントに素晴らしい。


最後はやっぱりホトトギスに見送ってもらって、興臨院を後にしました。