祇園祭2018 後祭山鉾巡行(後編)
2018年 08月 29日
やっぱり大注目は大船鉾。カッコいいですよね。
今年は龍頭での巡行でしたが、この白木の状態で見る巡行もこれが最後。
後編、役行者山から順にお届けします。
役行者山らしい行列ですね。
そして、祠の中にいるのが役行者、役小角(えんのおずぬ)です。
舁き手の法被は白黒の縦縞です。
御神体人形、どうなってるの??っていう乗り方ですよね。
下の僧兵は山の名前にもなっている筒井浄明。
一来法師は、「悪しゅう候、御免あれ」と、先をゆく浄明の頭を押さえてヒョイと飛び越え、
先陣を奪ったというシーンです。そんな言われから別名「悪しゅう候山」とも。
橋弁慶山の片足一本立ちと並んで、躍動感のある山です。
山に乗る八幡宮は、なんと総金箔の豪華なお社なんです。
左甚五郎作の鳩が乗っていましたが、2013年の巡行から二代目に変わっています。
以前の左甚五郎の鳩は、会所巡りで見ることができますよ~。
市役所をバックに悠然と現れたのは大船鉾です。
そして、やはり目を引く大きさとフォルムです。
音頭取りさんの金の屏風が返ります。
この斜めから見る大船鉾もめっちゃカッコいい!
今年は龍頭での巡行でした。一年交代で大金幣と龍頭が入れ替わるのですが、
来年は大金幣。その間に龍頭は金箔を貼る下準備として、漆塗りが施されます。
二年後の巡行のときは、漆塗りの黒龍での巡行になるでしょうか、
それとも、金箔まで貼られるか。それもまた楽しみですね。
青空をゆく白木の龍が本当にかっこよかった大船鉾でした。
前祭と比べて少ない10基の山鉾の巡行ですから、コンパクトに楽しめる後祭山鉾巡行。
初めて交差点でゆっくり鑑賞することができました。