もうひと月以上経ってしまいましたが、今年の東山花灯路の奉納舞踊に行ってきました。
祇園甲部は豆純さんと小衿さんが二曲舞ってくださいました。
まずは花笠からお届けいたします。
(※3月10日撮影)
お二人が登場。
春らしいお色の着物。そして、花笠という春めく演目ですね。
豆純さん。襟も白くなって、すっかりお姉さんになられました。
帯留めがとても素敵ですね。
小衿さん。思いがけず、真正面になりました(笑)
目があっちゃいましたよ(^^)
さぁ、花笠が始まります。
スッと真っ直ぐ立ち上がる所作は、本当に素晴らしい。
なんでもないように見えますが、日々のお稽古の賜物と思います。
二枚の花笠を持っての舞。
リズムよく、そして動きも軽やかな舞です。
ふわりと袖と帯が踊ります。
凛とした表情は井上流の特徴。
流れるような舞に魅了されます。
立ち姿の美しさ。
芯があるのに、たおやか。
これぞ京舞の美しさの真髄ですね。
クルリとまわるときも、軸はブレません。
表情の表現は視線が命。
その「目の表情」で、舞の世界に引き込まれます。
二枚の花笠の動きにも注目。
春らしいピンク色の花笠がヒラリヒラリと舞う様子がかわいらしい曲です。
さぁ、花笠もクライマックス。
そう、この曲の振り付けの最大の特徴は・・・
パッと開いたこの体制からの・・・
この段違いイナ・バウアー(^^)
花が咲き誇るような、そんな勢いを感じる動作です。
お二人の舞、本当に素晴らしい。感激です。
次回、このお二人による「祇園小唄」をお届けします。