
今日は滋賀県湖南市の善水寺の紅葉をお届けします。
国宝というと、京都や奈良を思い浮かべがちですが、滋賀県のお寺は国宝の宝庫(まさに)。
こちらのお寺の本堂も国宝ですし、仏像も重要文化財がズラリ(写真は撮れませんが)。
紅葉もホントにキレイでした。
(※11月29日撮影)

善水寺を目指す道すがら・・・おおっ、という光景を見つけて止まりました。
善水寺と同じ山号「岩根山」を持つ無住のお寺、不動寺です。

石段脇には千両がたわわに実をつけていました。

鮮やかだったのは黄色く色づいたモミジ。

そして、散り紅葉も真っ赤で素晴らしい。

お手入れも良さそうで、どなたか面倒を見られている方がおられるのでしょうね。
磨崖仏もあるお寺です。結構ここだけでも満足の色づきでした。

さて、善水寺へ到着。
観光バスが一台来ていましたが、皆さん本堂に吸い込まれたので無人~♪

静かなうちに、境内を回ります。
まずは紅葉が綺麗だった石段を降りてみようっと。

山の上にあるお寺なので、起伏に富んでいます。
石段を降りたところの手水舎も紅葉に彩られていました。

こうやって見ると、山紅葉の様相ですね。

いろいろな植物の紅葉が入り混じります。

石仏が並ぶ石段を再び登ると、見上げた紅葉もまた美しい。

手前も染まっていたら、もっと綺麗だったでしょうけれど、十分楽しめますね。

逆光に輝く紅葉を見上げながら、本堂まで再び戻ってきました。

本堂前には池があり、その縁に色づく紅葉は真っ赤な色づき。
下から覗く黄色は萩でしょうかね。

立派な山茶花の木もあり、白い花がいっぱい。

こちらは黄色~オレンジが鮮やか。
いろいろな色が楽しめますね。

本堂の奥にはもう一つお庭がありました。
味のある石灯籠を紅葉が包みます。

本堂のガラスで映り込みを狙いました。
秋色ウインドウ、です(^^)

本堂裏には・・・真っ赤な紅葉が見えました。

近づくと・・ドウダンツツジの紅葉ですね。
周りが緑色なので、赤の鮮やかさが引き立ちます。

本堂に入りました。
池側の光景を額縁構図で。

善水寺の扁額。
鮮やかなので、比較的新しいものかも?

本堂奥のお庭の紅葉を愛でながら、さらに奥へ進みましょう。

山が迫る境内。
黄色い葉はカツラでしょうか?

シダに囲まれた石仏群の雰囲気がいい場所でした。

鮮やかな赤。
葉の状態も良く、湿度の条件が良かったことがわかります。

池の横の紅葉も水分補給はバッチリだったのでしょうね。

写真は撮れませんでしたが、本堂内陣の設えや、重要文化財の仏像たちなど、見ごたえたっぷり。
紅葉も楽しめて、本当に行った甲斐のあるお寺でした。


