平安神宮例祭翌日祭、祇園甲部の皆さんは二曲舞ってくれました。
二曲目、祇園小唄をお届けします。
祇園小唄が始まりました。
まずは両手をチョンと合わせます。
月は朧に東山~。
佳つ扇さん、流し目が素敵です。
佳つ雛さんは清楚に。
茉利佳さん、キマってます。
佳つ扇さん、美しさが増してきました。
佳つ雛さんはもう年長の舞妓さんになってきました。
安定の舞です。
袖で顔を覆う仕草、このシーン好きなんですよね。
くるり。
袖と帯がふわり。
だらりの帯よ~。
三人だとこういう振付になります。
これも好きな振付です。
佳つ扇さんの表情が一番似合いそう、と狙ってました(^-^)
茉利佳さんの舞もキレがあります。
仕込みさんだった頃が懐かしいくらい、立派な舞妓さんです。
キリリとした表情は甲部の舞の特徴。
能にも影響をうけている井上流。
表情だけではなく、動きもキチっとしているのも特徴です。
そんな舞の中に女性らしい仕草や動きを取り入れて、豊富なイメージを観るものに与えてくれる。
井上八千代さんが脈々と祇園甲部の芸舞妓さんに伝え続ける伝統的な舞です。
男子禁制を貫く井上流。
祇園町では井上流しか許されず、また祇園町以外では井上流を教授しないといいます。
そう聞くと、こうして甲部の芸舞妓さんによって披露される井上流の京舞を見せていただくのは特別な気分がしますね。
だらりの帯よ~。
地方さんも生演奏してくれて、何とも贅沢な祇園甲部の奉納舞でした。
最後は三人で一礼して控えに戻って行かれました。