Opening!京の桜2016・長建寺しだれ桜

　　 2016年春の桜。
早咲きの河津桜や寒桜が咲ききって、さぁ、しだれ桜から京都の春はスタートします。
例年、御所の糸桜が先陣を切っていましたが、今年は伏兵、長建寺さんがトップで見頃を迎えました。

（※3月20日撮影）



特徴的な竜宮門。
伏見の長建寺へやってきました。


本堂へ続く参道には満開の山茱萸。


春の訪れを告げる黄色い花ですね。
さて、まずは本堂にお参りです。

この長建寺、二本のしだれ桜が咲きます。
一本はこちら。


もう一本はその傍らに咲く可愛らしい背丈のしだれ桜です。
傍には乙女椿が満開。


歌碑としだれ桜。


乙女椿の造形美、好きなんですよね～。


樹齢70年、と書いた木札が下がっていましたが、もう何年もその状態なので（笑）、
きっともう80年くらいにはなるのでしょうね。


お寺の方がおっしゃいました。
「太閤さんの花見をしたという醍醐寺から来たしだれ桜」だそうです。


落椿としだれ桜。
春がやって来ましたね～。


こちらは円山公園と同種のしだれだそうです。
円山公園の桜も弱りましたが、こちらも寄る年波には勝てないようで・・・


枝ぶりは昨年より更に寂しくなりましたが、これだけ花をつけてくれたことに感謝。


両方とも老木には違いありません。
でも、その老木が京都の春の先陣を切ってくれたことに畏敬の念をいだきました。


来年もまた、この勇姿が見られますように・・・


帰りは「陽光」が見送ってくれました。