今年はこの椿の落ち見頃も早かった!
美しく落ちた有楽椿。まるでコケに咲く花のようです。
(※2月16日撮影)
真っ青な空に恵まれた朝。
出勤前に等持院を訪れました。
だるまさんにご挨拶をしたら・・・
お座敷を独占(^-^)
でも、この日はここでの滞在は数分(笑)
床の間の盆梅を愛でたら・・・
すぐ外庭へ。
茶室の向こうにある有楽椿のところへ。
落ちたばかりの花が出迎えてくれました。
朝露がついた花。
瑞々しいです。
朝の斜光線が作る長い影が苔庭をデザインしてくれます。
樹齢400年ともいわれるこの有楽椿。
有楽とは織田有楽斎のこと。信長の実弟で茶人として知られます。
東京の有楽町という地名にもその名前が残っています。
この有楽斎が茶花として好んで使ったのがこの椿だったことから名前がつきました。
こちらの幹周り1mの大木は有楽椿としても珍しいもの。
花もたくさん落ちてくれました。
まるで苔から咲いた花のように美しい。
今年は花が咲くのも早かったため、「落ち見頃」となるのも早かったようです。
幹の周りにはたくさんの椿が落ちていました。
淡いピンク色が苔の緑によく似合います。
むしろ、木に咲いている状態よりも、こちらのほうが花が生きているような気がします。
落ちてなお、目を楽しませてくれる有楽椿。
茶花としてはもちろん木についた花を使うのでしょうが、カメラマンには落ちた姿が珍重されます(笑)
これだけ落ちてくれていれば十分満足。
例年何度か通うのですが、この日は出勤前の短時間ながら充実した撮影となりました。
折しも青空。
コントラストがキツイかと思いましたが、程よく木漏れ日ライティングとなりました。
今年も美しい光景を見せてくれた有楽椿に感謝です。
最後は青空と緑に囲まれた心字池を眺めて、等持院を後にして出勤しました(^-^)